鎌田大地のW杯でのゴールが、プレー以上に感動を呼んでいます。

理由は、ゴール後のパフォーマンスに亡き愛犬バロンへの思いと、クリスタル・パレスの同僚エディ・エンケティアとの約束が込められていたからです。

オランダ戦では天を指さし、チュニジア戦では電話ポーズ。

どちらも派手なセレブレーションというより、「このゴールを誰に届けたかったのか」が見える動きでした。



 

鎌田大地のW杯ゴールが感動を呼んだ理由

鎌田大地のゴールが感動を呼んだのは、ただ得点を決めたからではありません。

ゴールのあとに見せた仕草が、どちらも誰かに向けたものだったからです。

オランダ戦では、後半終盤に劇的な同点ゴール。

引用元:サンスポ

試合後、鎌田は自身のXで「My dream come true. ありがとうバロン」と投稿し、亡き愛犬バロンへの思いを明かしました。

 

そしてチュニジア戦では、前半4分に日本のW杯史上最速となる先制ゴール。

中村敬斗の折り返しに左足ヒールで合わせる、かなり鮮やかな一撃でした。

 

ここで見せたのが、右手を耳に当てる電話ポーズです。

このポーズにも、きちんと理由がありました。

 

鎌田は試合後、クリスタル・パレスの同僚エディ・エンケティアに向けたものだったと説明しています。

つまり、2つのゴールにはそれぞれ別の相手がいました。

ひとつは天国のバロン

もうひとつは苦しんでいたチームの仲間

ゴールは記録として残りますが、こういう背景を知ると、数字とは別の重みが出ますよね。



 

電話ポーズはエンケティアへの約束だった

チュニジア戦の電話ポーズは、エンケティアとの約束を果たしたものでした。

引用元:Yahoo!ニュース

エンケティアのシグネチャーセレブレーションには、「ゴールが必要なら電話してくれ」という意味があるとされています。

鎌田によると、エンケティアはケガもあり苦しい時期を過ごしていて、鎌田に「プレミアリーグでゴールを決めたらこのポーズをやってくれ」と頼んでいたそうです。

 

ただ、鎌田はプレミアリーグではゴールを決められませんでした。

そこで「W杯で決めたらやるよ」と約束し、その約束をチュニジア戦で実現させた形です。

これ、かなりいい話ですよね。

引用元: トラヤマ torayama【プロ野球愛好家】aficionados al béisbol のX

普通ならW杯でゴールを決めた瞬間、自分の喜びが一番前に出てもおかしくありません。

でも鎌田は、その一瞬を仲間へのメッセージにしました。

しかも試合はW杯。

日本代表としての大舞台で、クラブの仲間との約束を忘れていなかったわけです。

 

派手に感情を出すタイプではない鎌田だからこそ、あの電話ポーズが少しグッときます。

大げさに叫ぶより、「ちゃんと覚えてたぞ」と静かに伝える感じ。

鎌田らしい優しさが出た場面だったのかもしれません。



 

天を指さした理由は愛犬バロンへの思い

オランダ戦で天を指さした理由は、亡き愛犬バロンへの思いでした。

鎌田は試合後、自身のXに「My dream come true. ありがとうバロン」と投稿。

 

天を指さす写真や、愛犬バロンの写真も添えられていたと報じられています。

オランダ戦のゴールは、後半終盤の劇的な同点弾でした。

小川航基のヘディングが鎌田に当たり、ゴールネットを揺らした形です。

引用元: TUKUNEのX

少し不思議な入り方にも見えますが、だからこそ余計に特別だったのかもしれません。

サッカーのゴールには、完璧な形で決まるものもあれば、気持ちや流れに押し込まれるように生まれるものもあります。

このゴールは、まさに後者でした。

鎌田にとってW杯のゴールは、ずっと追いかけてきた夢だったはずです。

 

その夢が叶った瞬間に、最初に思い浮かんだ存在がバロンだった。

そう考えると、天を指さした仕草の意味がまったく違って見えてきます。

 

ただの喜びではなく、報告に近いんですよね。

「決めたよ」と伝えるような、静かなパフォーマンスでした。



 

2つのパフォーマンスに見えた鎌田大地の変化

今回の2つのパフォーマンスから見えたのは、鎌田大地がゴールに近い場所で結果を出す選手へ、はっきり役割を変えてきたことです。

チュニジア戦後、鎌田は「10番なのでゴール前に入っていくことを考えていた」と話しています。

 

実際、チュニジア戦のゴールも、ただ偶然そこにいたわけではありません

ゴール前に入る意識があったから、あの位置に飛び込めた。

 

オランダ戦も、最後までゴール前に関わっていたからこそ生まれた得点でした。

以前の鎌田は、試合を作る、間で受ける、味方を生かすという印象も強い選手でした。

もちろんその良さは今もあります。

 

ただ、このW杯ではそこに自分で試合を動かす怖さが加わっています。

そして面白いのは、ゴール後の表現も変わってきたことです。

自分の感情を爆発させるだけではなく、誰かに届ける

 

愛犬へ。

仲間へ。

そこに鎌田大地という選手の現在地が出ている気がします。

 

W杯のゴールは、選手のキャリアに残る大きな記録です。

でも今回の鎌田の2ゴールは、記録だけでは少し足りません。

誰のために決めたのかまで含めて、記憶に残るゴールだった。

だからこそ、多くの人が「感動した」と感じたのではないでしょうか。



まとめ

鎌田大地のW杯ゴールが心に残るのは、得点の鮮やかさだけではありません。

天を指さした先には愛犬バロンへの思いがあり、電話ポーズにはエンケティアとの約束がありました。

 

2つのパフォーマンスに共通していたのは、ゴールを自分だけの喜びで終わらせなかったことです。

大舞台で結果を出しながら、その瞬間を誰かに届ける。

鎌田大地のゴールが感動を呼んだ理由は、そこにあったのではないでしょうか。

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to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘:朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語:一期一会