「ジャングリア沖縄の親会社が173億円余の赤字」

このニュースを見て、「やっぱり厳しかったのか」と感じた人もいるのではないでしょうか。

沖縄旅行のついでに行こうと思っても、入園料だけでなく、移動や滞在にかかるお金と時間も気になります。話題になったことと、何度も足を運んでもらえることは別の話です。

ただ、173億円余の赤字だけで、閉園が決まったわけではありません。

今回は、発表された数字と「やっぱり」と感じた理由を分けて見ていきます。



赤字になったのはどの会社?

NHKの2026年9月24日の報道によると、赤字を出したのは、ジャングリア沖縄を運営するジャパンエンターテイメントの親会社、ジャパンエンターテイメントホールディングスです。

対象は、開業後初めてとなる2026年6月までの1年間の決算。最終赤字は173億円余りでした。

2025年10月には、運営会社ジャパンエンターテイメントの開業前の2025年6月期に50億9800万円の最終赤字が出たことも報じられています。

ただし、これは別の会社・別の期間の数字です。単純に足したり、「173億円の赤字が全部、入場者不足によるもの」と決めつけたりはできません。

引用元: 天篠 千舞紗のX



「やっぱり」と感じた理由は、旅行者の選び方にある

「一度は行ってみたい」と「次の沖縄旅行でも行きたい」は、似ているようで違います。

ジャングリアへ行くには、チケット代だけでなく、現地への移動や園内で過ごす時間も考えることになります。沖縄には海や観光地など、ほかにも行きたい場所がたくさんあります。

そのなかで、旅行者が「今回はジャングリアに丸一日使おう」と決めるには、値段と手間を超える楽しさが必要です。

ここが、私がニュースを見て「やっぱり」と感じたところです。

実際、テレビ東京が2026年8月7日に放送した『ガイアの夜明け』の番組紹介では、開業後の客足が当初想定した入場者数に届いていないと伝えています。

集客に苦戦しているという見方には、報道上の根拠があります。

とはいえ、今回の173億円余の赤字について、費用の内訳までこの情報だけで特定することはできません。集客だけが赤字の原因だったとは確認できません。

個人的見解ですが、計画段階で沖縄にテーマパークを建設というところに難があったと思います。



約100万人が訪れても、利益が出るとは限らない

2026年7月の開業1周年会見では、運営会社の加藤健史CEOが、スパの利用を含む入場者数は約100万人、売上高は100億円を超える見通しだと説明したと報じられました。

「100万人も来たなら順調なのでは?」と思いますよね。

けれど、売上高は利益ではありません。施設を動かす費用や、人件費などを引いたあとにどれだけ残るかは、別に見なければなりません。また、約100万人という数字にはスパの利用も含まれています。

「人気がないから誰も来ていない」と言うのも、「100万人来たから成功した」と言うのも、数字を急いで読みすぎだと思います。



このまま閉園するの?

2026年9月24日時点で、今回の決算だけを根拠に閉園が決まったとは確認できません。

赤字が大きいのは事実です。一方で、会社の今後を考えるには、手元の資金や借り入れ、追加の資金調達、これからの売上や費用も必要です。最終赤字の金額だけから「あと何カ月で資金が尽きる」と計算することはできません。

今後の注目点は、旅行者が「行ってよかった」「また行きたい」と思える体験を増やし、集客を続けながら収支を改善できるかどうかでしょう。



まとめ

ジャングリア沖縄の親会社は、開業後初となる2026年6月までの1年間の決算で、173億円余りの最終赤字となりました。

私が「やっぱり」と感じたのは、沖縄旅行の限られた時間と予算のなかで、ジャングリアを選んでもらい続ける難しさです。当初想定した入場者数に届いていないという報道もあります。

それでも、赤字の理由を集客だけに絞ることや、閉園を決めつけることはできません。大きな数字に驚きつつ、これからの決算と運営の変化を見ていきたいところです。

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to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘:朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語:一期一会