2026年9月、中国・北京で行われたHYROX(ハイロックス)の大会で、ある女子選手が大きな注目を集めました。

その選手が、オーストラリアのジョアンナ・ヴィエトジクです。

レース中にまさかの体調トラブルに見舞われながらも、そのまま競技を続行。

しかも、最後まで走り切っただけではなく、女子PRO部門で優勝しています。

ネットではアクシデントの方に目が向きがちですが、ジョアンナ・ヴィエトジクについて調べてみると、実はHYROX女子の世界記録を持つトップアスリートでした。

そこで今回は、

  • ジョアンナ・ヴィエトジクとは何者なのか
  • HYROX北京大会で何があったのか
  • どれほど実力のある選手なのか
  • HYROXとはどんな競技なのか

についてまとめていきます。



ジョアンナ・ヴィエトジクとは何者?

ジョアンナ・ヴィエトジクは、オーストラリアを代表するHYROX選手です。

ROXFITに掲載されているプロフィールでは、22歳のオーストラリア人選手と紹介されています。

HYROXを始める前には、テニスやネットボールにも取り組んでいたとされており、もともと高い運動能力を持っていたようです。

また、オーストラリア・メルボルンでF45のコーチをしていた経歴も紹介されています。

そして驚くのが、HYROXでトップレベルに上り詰めるまでの早さです。

 

ジョアンナ・ヴィエトジクがHYROXのレースに本格的に出場し始めたのは2024年ごろ。

そこからわずか2年ほどで、女子世界記録保持者になっています。

ROXFITによると、オーストラリア女子として初めてHYROXのトップカテゴリー「Elite 15」に進出した選手でもあります。

まさに、HYROX界で急成長した新世代のトップ選手といえそうです。



HYROX北京大会でまさかのアクシデント

ジョアンナ・ヴィエトジクが世界的に注目されるきっかけとなったのが、2026年9月12日に行われたHYROX北京大会です。

この日、ジョアンナ・ヴィエトジクは「HYROX PRO WOMEN」に出場しました。

ところがレースの途中、便失禁とみられる体調トラブルが発生したと複数の海外メディアが報じています。

SNSに投稿された映像や写真も広がり、大きな話題になりました。

引用元: สตรองのX

普通なら競技をやめても不思議ではない状況です。

しかし、ジョアンナ・ヴィエトジクはレースを続けました。

HYROXは走るだけではなく、バーピーやローイングなど複数の運動をこなさなければなりません。

かなり厳しい状況だったことは想像できます。

そして最終的には、そのままゴール。

さらに驚くことに、1時間1分23秒で女子PRO部門1位となりました。

TrainRoxに掲載されている北京大会の記録でも、

ジョアンナ・ヴィエトジク 1時間1分23秒 1位

となっています。

アクシデントがありながら、それでも優勝してしまったことで世界的な話題となったわけです。

一方で、衛生面や他の選手への影響について疑問の声も出ました。

大会運営側は、問題が発生したエリアを封鎖して消毒し、影響を受けた器具などについても対応したと説明したことが海外メディアで報じられています。

なお、今回の件について「なぜ競技続行が認められたのか」「ルール上問題がなかったのか」という詳しい公式判断については、現時点では確認できません。



ジョアンナ・ヴィエトジクは世界記録保持者だった

今回のニュースだけを見ると、

「アクシデントがあったのに優勝した選手」

という印象が強いかもしれません。

しかし、ジョアンナ・ヴィエトジクの実力はそれだけではありません。

2026年4月に行われたHYROXワルシャワ大会では、女子Elite 15で、

54分25秒

を記録しています。

これは女子HYROXの世界記録です。

それまでジョアンナ・ヴィエトジク自身が持っていた56分03秒の記録を、さらに約1分38秒縮めました。

しかも54分25秒というタイムは、女子として初めて55分を切った記録とされています。

つまり北京大会で優勝したこと自体は、ジョアンナ・ヴィエトジクの実績を考えると決して偶然ではありません。

もともと世界最速クラスのHYROX選手だったわけです。



わずか2年ほどで世界トップクラスへ

ジョアンナ・ヴィエトジクの成長スピードもかなり目を引きます。

ROXFITなどに掲載されている主な記録を見てみると、

2024年のシドニー大会では1時間5分07秒で1位

同じく2024年のブリスベン大会では1時間00分52秒で1位

2025年の香港Majorでは59分58秒で1位

2026年のPhoenix Majorでは56分03秒で1位

そして2026年のWarsaw Majorでは54分25秒で1位となり、世界記録を更新しました。

 

2024年から2026年までのわずかな期間で、10分以上タイムを縮めています。

さらに2025-26シーズンでは、主要Major大会をすべて制した選手としても紹介されています。

北京大会で見せた粘り強さも、こうしたトップ選手としての競争心と無関係ではなさそうです。

ただし、体調トラブルを抱えたまま競技を続けることの是非については、別の問題として考える必要があるでしょう。



HYROXとはどんな競技?

今回のニュースで初めて「HYROX」という名前を知った人も多いかもしれません。

HYROXは、ランニングと筋力・持久力系の運動を組み合わせたフィットネスレースです。

HYROX公式によると、基本的な流れは、

1km走る → 1種目のワークアウト

これを8回くり返します。

つまり合計では、

ランニング8km+8種類のワークアウト

をこなします。

行われる種目は、

1,000mのSkiErg、そり押し、そり引き、バーピーブロードジャンプ、1,000mローイング、ファーマーズキャリー、サンドバッグランジ、ウォールボールの8種目です。

単純なマラソンとも違い、重量物を動かした直後に再び走らなければなりません。

しかもジョアンナ・ヴィエトジクが出場した女子PROでは、通常カテゴリーより重量も重くなっています。

たとえば公式ルールでは、女子PROのそり押しは152kg(そりを含む)、ファーマーズキャリーは24kg×2個、サンドバッグランジは20kg

最後には6kgのボールを使ったウォールボールを100回行います。

走力だけでなく、筋力、持久力、心肺能力をすべて求められる競技です。

今回ジョアンナ・ヴィエトジクが体調トラブルを抱えながら完走したことが話題になったのも、この競技の過酷さが背景にあります。

HYROXとはどんな競技?北京大会の女子選手のアクシデントで話題に!




北京大会でも1時間1分23秒で優勝

今回の北京大会でジョアンナ・ヴィエトジクが記録したタイムは1時間1分23秒でした。

自身が持つ世界記録54分25秒と比べると約7分遅いタイムですが、それでも女子PRO部門で1位となっています。

体調面でのアクシデントが競技タイムにどれほど影響したのかは確認できません。

引用元: 加密小象のX

それでも、一連の出来事がありながら最後まで競技を続け、優勝したことからもトップ選手としての実力は分かります。

一方で今回の出来事については、

「最後までやり抜いた精神力がすごい」

という声だけではなく、

「衛生面を考えれば競技を止めるべきだったのでは」

という意見も海外で出ています。

記録や根性だけでは片づけられない出来事として、議論が続いているようです。



ジョアンナ・ヴィエトジクは今後も注目されそう

北京大会では思わぬ形で世界的に名前が知られることになったジョアンナ・ヴィエトジク。

しかし実績を見ると、今回突然現れた選手ではありません。

2024年ごろから急速に成績を伸ばし、2026年には54分25秒という女子世界記録を樹立。

オーストラリア女子としてHYROXトップカテゴリーに進出し、世界のトップ選手と競っています。

 

今回の北京大会も、アクシデントだけではなく、

「そんな状況でも世界トップ選手が優勝した」

という部分まで知ると、ニュースの見え方も少し変わってきます。

今後、ジョアンナ・ヴィエトジクが自身の世界記録をさらに更新するのか。

HYROXという競技の広がりとあわせて、注目される選手になりそうです。



まとめ

HYROX北京大会で思わぬアクシデントに見舞われ、一気に注目を集めたジョアンナ・ヴィエトジク。

話題だけを見ると衝撃的ですが、調べてみると女子HYROXの世界記録54分25秒を持つ、本物のトップアスリートでした。

わずか2年ほどで世界トップクラスまで駆け上がり、北京大会でも1時間1分23秒で優勝しています。

今回の競技続行については衛生面を中心にさまざまな意見が出ていますが、ジョアンナ・ヴィエトジクがHYROX界を代表する実力者であることは、これまでの記録からも分かります。

今回初めてHYROXを知った人にとっても、「どんな競技なのか」「なぜこれほど過酷なのか」を知るきっかけになった出来事だったのかもしれません。

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to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘:朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語:一期一会