

自民党の鶴保庸介参議院予算委員長が8日、
参議院選挙の応援演説の中で「運のいいことに能登で地震があった」
などと発言をしました。
この発言について9日、記者会見し「被災地への配慮が足りなかった」と述べ、
陳謝し、発言を撤回したことが話題になっていました。
この鶴保庸介議員ですが調べたら他にも色々やっていました。
良いことも悪いこともまとめて紹介したいと思います。
鶴保庸介議員の悪い評判5選
1. 公職選挙法違反問題(1998年・2004年)
鶴保議員には2度にわたる公職選挙法違反問題があります。
1998年には支援者の会社員が投票への報酬として現金を渡したとして逮捕されました。
2004年には和歌山県日高郡由良町の渡船業者が鶴保氏への投票を依頼し、
飲食接待を行ったとして公職選挙法違反(供応買収)容疑で逮捕されました。
鶴保議員本人は逮捕されていませんが、まわりの支援者が逮捕されたことで、
政治家としての管理責任が問われました。
2. 年金未納問題
鶴保議員は過去に5年4ヶ月間にわたる年金未納が発覚しています。
アンケート調査に対して「未納があるかないかも回答できない」
として回答を拒否していましたが、後に「諸般の事情で払うことができなかった」と未納を認めました。
政治家が長期間にわたって未納を続けていたことは、
国民に対する模範を示すべき立場としては不適切との批判を受けました。
3. 速度違反による免許停止
鶴保議員は2006年と2016年の2度にわたって速度違反で書類送検されています。
2006年には大阪府の国道で35キロ超過、2016年には大阪の高速道路で43キロ超過
(制限速度80キロの道路を時速123キロで走行)し、
30日間の免許停止処分を受けました。

4. 政治資金問題(キャバクラ代・ゴルフ代支出)
鶴保議員の政治資金の使途には複数の問題が指摘されています。
キャバクラ代を政治活動費として支出していたことが発覚し、
政治資金の適正な使用について疑問視されました。
また、ゴルフ代も政治活動費として支出していたことが判明しており、
政治資金規正法の趣旨に反する支出との批判を受けました。
5. 女性問題・モラハラ疑惑
2016年8月、週刊誌により18歳年下の女性とのトラブルが報じられました。
報道によると、交際中に女性の妊娠が発覚したが入籍を拒否し、
同時に離婚届を書くことを条件に入籍しました。
女性に対して「寝転がる時は俺に断ってから」「トロトロ歩くな」などの暴言を浴びせ、
出産2ヶ月後に女性が知らない間に勝手に離婚届を提出したとされています。
その後養育費の支払いも滞り、子供に会ったのも3〜4回程度だったと報じられており、
人格的な問題が厳しく批判されました。

「運のいいことに、能登で地震があった」と発言
そして今回の発言です。
「運のいいことに能登で地震があった」
和歌山市の応援演説での場で、支援者を前にその発言をして、大きな批判を浴びました。
この発言は2拠点居住の推進を訴える文脈で行われたものの、
能登半島地震の被災者や遺族の感情を踏みにじるものとして厳しく糾弾されました。
発言翌日に、鶴保議員は謝罪し発言を撤回しましたが、
災害に対する政治家としての基本的な感覚が欠如しているとの批判が高まりました。
SNSでも厳しい意見が上がっていました。
日本から出ていけ
自民の鶴保庸介氏「運のいいことに能登で地震があった」 https://t.co/XDoNo9dH1G
— 一華 (@reo218639328632) July 8, 2025
引用元:一華のXより
古舘伊知郎、自民鶴保庸介氏の謝罪の言葉に怒り「超上からですよ」「政治家特有の言い回し」(日刊スポーツ)#Yahooニュースhttps://t.co/u8z6pU1EWw
切腹もの— まあ、いろいろと (@MinitureCollect) July 9, 2025
引用元:まあ、いろいろと のXより
復興が終わったわけでもなく、亡くなった方もいるわけですから、
「配慮が足りなかった」という言葉で
片付けるにはあまりにも薄い反省のようにも感じました。
頭の回転が早いので凡人にはついていけないのかもしれません。
しかし、この方はとても優秀な方だと言うこともわかりました。
鶴保庸介議員の良い評判5選
1.東京大学法学部出身のエリート政治家
東京大学法学部を卒業した高学歴のエリート政治家です。
法学部での法的知識と論理的思考力は、
国会での質疑応答や政策立案において重要な武器となっています。
2. 31歳での初当選という政治的実績
1998年の参議院選挙で31歳という若さで初当選を果たしました。
若い世代の政治参加が重要視される現在、早期から政界で活動してきた経験は
貴重な財産となっており、政治家としての成長過程を長期間、
見ることができる稀有な存在です。
3. 25年永年在職議員表彰の受賞
2023年には25年永年在職議員表彰を受賞しており、
四半世紀以上にわたる継続的な政治活動が公式に認められています。
この表彰は政治家としての長期間の貢献を評価するものであり、
選挙での継続的な勝利と有権者からの信頼を維持してきた証拠でもあります。
4. 重要閣僚ポストの歴任
鶴保議員は政治生活の中で、沖縄・北方担当大臣、IT政策担当大臣、
クールジャパン戦略担当大臣、知的財産戦略担当大臣、
科学技術政策担当大臣、宇宙政策担当大臣など、複数の重要な閣僚ポストを歴任しています。
特にIT政策分野では、デジタル社会の形成に向けた政策立案に関与し、
日本の情報通信技術政策の発展に貢献しました。
5. 二階俊博氏の側近として政界での影響力
鶴保議員は自民党内で長らく二階俊博氏の
「側近中の側近」として知られており、
党内での影響力を持つ政治家として評価されています。
二階派(現在は茂木派)の中核メンバーとして、
政策決定過程や人事において重要な役割を果たしてきました。
若くして政治の道を目指し、そこに向けて最短距離で結果を出された方だと言うことがわかります。
しかし、人生経験という部分では、社会人経験せずに政治家先生のポジションに至っているようにも感じました。
まとめ
鶴保庸介議員は、東京大学法学部出身のエリート政治家として31歳で初当選を果たし、
25年以上にわたって政界で活動してきたベテラン政治家です。
沖縄・北方担当大臣やIT政策担当大臣などの重要ポストを歴任し、
二階俊博氏の側近として政界での影響力を持つなど、政治家としての実績は確かです。
しかし一方で、公職選挙法違反問題、年金未納、速度違反による免許停止、
政治資金の不適切使用、女性問題など、数々の不祥事や問題行動が繰り返されており、
政治家としての資質や人格について厳しい批判を受け続けています。
特に2025年7月の能登半島地震に関する「運のいいことに地震があった」
という発言は、災害に対する政治家としての基本的な感覚の欠如を示すものとして、
これまでの問題の中でも特に深刻な批判を招いています。
政治家としての能力や実績がある一方で、継続的な問題行動により
有権者からの信頼を失い続けているのが現状であり、
今後の政治活動において真摯な反省と改善が必要なのかもしれません。
このまま自民党に政権運営を任せ続けることがいいかは、
今後の活動を見守り、国民が政治に関心を持つことも必要であると感じました。