2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の新キャストが発表されました。
お笑い芸人でイラストレーターの「鉄拳」が大河ドラマ初出演を果たすことが明らかになりました。
イラスト、パラパラ漫画はプロですが、演技経験はゼロです。
大丈夫なのか気になったので色々調べてみました。
絵師・礒田湖龍斎役の「鉄拳」は?
「鉄拳」が演じるのは、絵師の礒田湖龍斎(いそだこりゅうさい)という役柄です。
礒田湖龍斎は、主人公の蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)が企画し、
西村屋与八とともに出版した「雛形若菜初模様」を手掛けた浮世絵師です。
引用元:大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」公式Instagram
(演技は未知数ですが、イラストは一級品でしょう!)
礒田湖龍斎を演じるにあたって「鉄拳」はコメントしています。
「大河ドラマは特に戦国ものが好きで良く観ていました。
あり得ない事ですが、自分が出演出来たらどうなるのか?と、よく想像をしていました。
その大河から出演依頼をいただきとてもビックリしたと共に、
こんな名誉な事はもう無いだろうと思い、出演を決めました。
あと僕の役、礒田湖龍斎が絵師である事も、何か縁があるのかなと思いました。
演技は自信がないですが、絵を描くのは得意なので、絵を描く姿の僕を見てもらいたいです。」
コメントの通り演技の経験はありません。どうなるのでしょう。
書籍である「雛形若菜初模様」は、吉原の遊女たちに新しいデザインの着物を着せて描いた雛形本の浮世絵版で、
当時の女性たちの関心を集めた先駆的な作品とされています。
つまり、今で言うところのファッション雑誌をデザインした人というところでしょうか。
デザイナー?イラストレーター?どっちもといったところでしょう。
しかし、鉄拳ですよ。あの鉄拳です。
「振り子」のパラパラ漫画を書いたのは有名な話しだと思いますが、調べてみたら2012年のことで、
今の人は優里の「ビリミリオン」のパラパラ漫画を書いた人と言ったら分かるのでしょうか。
イラストレーターとしての才能を持つ「鉄拳」
お笑い芸人で漫談スタイルで、フリップに絵を書いて笑いを取るスタイルで活動していました。
格好が奇抜で白塗りの顔でおでこに「鉄拳」とかその時にアピールすることを書き、
悪役レスラーがしそうな格好でインパクトは絶大でした。
インパクトと滑舌の悪さのギャップはありましたが、絵がうますぎてネタが入ってきませんでした。
そんなスタイルのネタでしたのでややうけだったと思います。
しかし、絵のうまさはピカイチだと思いました。
引用元:鉄拳公式Instagram (YOSHIKIさんの誕生日の日の投稿ですが、特徴を捉えていてうまい。)
パラパラ漫画の「振り子」はその世界感に引き込まれ、感情を揺さぶられるものがありました。
(のちに映画化されています。感動ものです。)
演技はそこそこでも、絵がうまくかけていればそれが演技として評価されると思います。
浮世絵の練習に励む毎日
引用元:鉄拳公式Instagram (こちらはパラパラ漫画の新作を作った時の原画の量を写真に取ったものです。その数、約1000枚だって。スゴい努力です。)
鉄拳は、役作りのために現在、礒田湖龍斎の浮世絵を練習中だといいます。
演技に不安を感じつつも、得意な絵を描く姿を見てもらいたいと意気込んでいます。
多分ですが、鉄拳に演技のクオリティーは望んでいないと思います。
キャスティングの時点で絵がうまく書ける人というところで選んでいるでしょう。
前作にあたる「光る君へ」でも紫式部役の吉高由里子さんが筆を使っているシーンはよく登場しました。
字は練習すればなんとなく形にはなる気がします。
しかし、絵は本当に難しい。
(わたしはどちらも苦手ですが...笑)
とにかく大河ドラマ初出演おめでとうございます!
まとめ
今回、2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に「鉄拳」が出演することが分かりました。
芸人の「鉄拳」が連続ドラマ初出演作品が大河ドラマということで、緊張感のある現場だと思います。
しかし、これだけイラストを書いてきて、イラストレーターの肩書もある「鉄拳」なので大丈夫でしょう。
絵を書く道具は違うと思いますが、べらぼうの世界観に合う絵を書き綴って欲しいと思います。
大河ドラマでの演技に期待したいと思います。