M-1グランプリ2025で見事に優勝を果たした漫才コンビ「たくろう」。

SNSでは彼らの決勝ネタが「涙が出るほど笑った」と絶賛され、人気急上昇中です。

そんなたくろうに注目が集まる中、「ネタ作りはどっちがしてるの？」という疑問を抱く人が増えています。

実は、ネタ作りには天才的なセンスと独特なスタイルが隠されていたのです。

この記事では、たくろうのネタ作り担当が誰なのか、どんな制作スタイルなのか、さらにコンビの関係性や世間からの評価もあわせて詳しくご紹介します。

たくろう赤木のつかみが天才すぎる？奇抜な自己紹介が話題に！




たくろうのネタ作りはどっちがしてる？

結論から言うと、たくろうのネタ作りを主に担当しているのは赤木裕さんです。

たくろうの漫才は、赤木さんが最初に“ざっくりとしたベース”を書き、その後にきむらバンドさんと2人で仕上げていく共同作業のスタイルを取っています。

つまり、赤木さんが原案を作成し、きむらさんがエンタメ性を整える「編集者」的な役割を担っているのです。

実際、きむらさんも「基本的に赤木が考えているけど、作るときはふたりです」と語っており、ネタ作りにおいてどちらか一方だけの功績ではないということがわかります。

とはいえ、発想の源泉となっているのは明らかに赤木さん。

日常の些細な出来事や独特な視点を、自然にネタへと昇華してしまうセンスは、まさに“才能の塊”と言えるでしょう。

 

引用元： 編集者の阪上のX

赤木さんは、
「普段の生活で誰かと会話していても、全然違うことを考えていることがよくある」
と明かしており、普段から“ネタになる素材”が頭に浮かんでくるようです。

さらに彼のボケは、計算されたものではなく「自然に出てくる」とも言われており、意図せず面白い言葉を生み出せる能力が高く評価されています。

このように、「たくろう ネタ作り どっち？」という疑問に対しては、
ネタ作りの原案は赤木さん、完成までは2人で仕上げる協力スタイルというのが正解です。




ネタ作りのスタイルが独特すぎる！

たくろうのネタ作りは、他のコンビとは一線を画す“協業型スタイル”です。

赤木裕さんがベースとなるネタのアイデアや流れを考案し、それをきむらバンドさんと共にブラッシュアップしながら完成させていくという手法です。

このスタイルの中で特に注目されているのが、赤木さんの“発想の自由さ”。

普段からネタを意識して生活しているわけではなく、
**「生活の中でふと出てくる何気ない感覚」**をもとにアイデアが湧いてくるのだそうです。

彼の発言にはこうあります：

「誰かと会話していても、全く別のことを考えていることがある」

この“思考の迷子状態”が、結果として突拍子もないボケや言葉選びにつながっており、それがネタのユニークさを支えています。

一方できむらバンドさんは、そのカオスな発想を**「観客が理解できる形に編集する役割」**を担っています。

具体的には、構成の整え方や間の取り方、ツッコミのタイミングまでを緻密に調整し、
“意味不明だけど面白い”世界観が崩れないようにしているのです。

こうした役割分担が、たくろうならではの**「全肯定の優しい漫才」**というスタイルを作り上げているのです。

赤木裕の天才的ボケはこうして生まれる

赤木さんのボケには、“天然素材”ならではの魅力があります。

彼の言葉は「作り込まれた台詞」ではなく、「自然に出てくる言葉」だとたびたび語られています。

これは、お笑い界では非常に希少な才能です。

というのも、ほとんどの芸人はネタを「練り込んで」面白くする一方で、赤木さんは**“無意識のひらめき”を形にしている**からです。

また、観客の間では彼のボケに対して

「何度見ても笑ってしまう」

「息ができないくらい笑った」

「10回連続で見ても毎回笑った」

という感想がSNS上に多数投稿されており、
中毒性のある笑いを生み出す稀有な存在として評価されています。

 

引用元：めるりのX

そしてそれを的確に拾って、無理に否定せず**「肯定しながら拾うツッコミ」**をするきむらバンドさんの存在も欠かせません。

まさに「赤木の天才的ひらめき × きむらの優しい編集力」こそが、たくろうの笑いを支えているのです。




たくろうのコンビ仲は良好？支え合う関係性

たくろうの2人は、驚くほどコンビ仲が良いことで知られています。

そもそも2人の出会いは少しユニークで、きむらバンドさんが赤木裕さんの見た目に一目惚れしたことがコンビ結成のきっかけなんです。

きむらさんは、赤木さんを初めて見たときに

「お前の見た目、最高やな」

と直感的に感じ、すぐに声をかけてコンビを組もうと決意したそうです。

結成当初は、他のコンビのスタイルを真似しようと試行錯誤していたものの、3ヶ月ほどで「無理はやめよう」「自分たちらしくいこう」と方向転換。

その後、現在のたくろうらしいスタイルに行き着きます。

この“自然体を貫く”という決意が、2人の信頼関係をさらに深めたのです。

■伝説の「喫茶店キャビン事件」

たくろうファンの間で語り草となっているのが、“喫茶店キャビン事件”。

これはネタ合わせの際、赤木さんがなんと5時間も遅刻してきたというエピソード。

しかも現れて開口一番「辛すぎますね」とカレーに文句を言い、
その後すぐ「じゃあ帰りますか」と言い出したという、なかなかの衝撃事件です。

普通なら解散してもおかしくないレベルの出来事ですが、きむらさんはこう考えました。

「自分は赤木を待っていたんじゃない。たまたま喫茶店に来て、偶然赤木と遭遇しただけだ」

……と、自分の記憶を脳内で改ざんして怒りを抑えたというのです。

この異常なまでの包容力こそが、たくろうのコンビとしての最大の強みとも言えるでしょう。

 

引用元： M-1グランプリ 公式X

また、2021年にきむらさんが赤木さんに内緒でピン芸人として大会に出場したことがあったのですが、赤木さんは怒るどころか笑って受け入れたそうです。

このように、2人はお互いを**“ビジネスパートナー”ではなく“家族のような存在”として認識している**のが伝わってきます。

だからこそ、ネタ作りでもぶつかり合うことなく、自然体で協力しあえる関係が続いているのでしょう。




M-1決勝ネタに込められた笑いの哲学とは

2025年のM-1グランプリで見事初優勝を果たした「たくろう」。

その決勝ネタは「涙が出るほど笑った」「10回見ても毎回爆笑した」とSNSでも絶賛の嵐でした。

彼らのネタがここまでウケた理由は、単なる「面白さ」だけではありません。

そこには**たくろう独自の“笑いの哲学”**があるのです。

■ 否定しない「全肯定ツッコミ」の安心感

たくろうの漫才には、“怒らない・否定しない”空気感があります。

赤木さんの挙動不審ボケに対して、きむらバンドさんは「それ面白いな！」「天才やん！」と全力で肯定するスタイルを貫いています。

普通なら「何言ってんねん！」とツッコむ場面でも、たくろうは優しく受け止める笑いを選びます。

この「否定しないツッコミ」が、観客に安心感と温かさを与え、いじめのような雰囲気を一切感じさせないのです。

■ “ズレ”を笑いに変える絶妙な間

赤木さんのボケは、文脈を無視した突拍子もない発言が特徴。

その“ズレた言動”を、きむらさんが絶妙な“間”とテンポで拾っていきます。

この呼吸の合わせ方が非常に繊細で、まさに2人の信頼関係があるからこそできる芸といえるでしょう。

実際にSNSでは、「あの間がクセになる」「他のコンビにはない空気感が最高」といった声が多く見られます。

■ 見終わった後に「ほっこり」する漫才

多くの漫才が「爆笑」や「刺激」を狙う中、たくろうのネタは**笑った後に不思議と“心が温まる”**のが特徴です。

中毒性のある世界観

不快感のない優しい構成

どこか癒される赤木さんのキャラ

これらの要素が組み合わさって、「また見たい」「癖になる」とリピーターを増やしているのです。

彼らの漫才は、ただ笑わせるだけでなく、“見た人の気持ちまで明るくする”芸だと評価され始めています。

オリエンタルラジオやぺこぱのような通常のボケに肯定するようなツッコミを入れるスタイルがトレンドになりつつあるのかもしれません。



まとめ

「たくろう ネタ作り どっち？」

という疑問の答えは、原案は赤木裕さん、完成は2人の協業スタイルということでした。

赤木さんの天才的な発想と、きむらバンドさんの絶妙な編集力。

この2人の掛け合いが、誰にも真似できない唯一無二のネタを生み出しています。

さらに、彼らの間には“兄弟のような強い信頼関係”があり、それが舞台の温かい空気感や、観客に届く優しい笑いにもつながっているのです。

2025年のM-1で大きく注目されたたくろう。

今後も“否定しない笑い”で、さらに多くのファンを魅了していくことでしょう。

 

ABOUT ME
to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘：朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語：一期一会