2024年7月26日からパリオリンピックが開幕します。
一部競技は始まっているものもあります。
サーフィン日本代表の五十嵐カノアがオリンピックに向けて始めたことがあったので調べてみました。
キーワードは「文武両道」です。
五十嵐カノアの新たな挑戦は？
前回東京大会で銀メダルを獲得した五十嵐カノアですが、
パリオリンピックでメダルを獲得すべく挑戦をしていることがありました。
ハーバード大学の大学院への進学です
2023年にハーバード大学院に進学をしていました。オリンピックの前年です。
なぜこのタイミング？と思いました。
東京オリンピック後も世界の第一線で活躍を続け、
2022年にパリオリンピックの予選を兼ねたワールド・サーフィン・ゲームズで優勝します。
この大会の団体優勝に貢献しパリオリンピックの出場枠を獲得します。
翌年2023年の予選大会でアジア勢でトップになり、日本代表に内定しました。
まさにその裏側でハーバード大学の大学院への道に挑戦していたということです。
ハーバード大学といえばアメリカの名門大学の一つです。
2024年の世界の大学ランキングには13年連続首位の文字がありました。
因みに日本のトップと言われる東大は13位です。
すごい環境に身を置いています。
ハーバードでは経営学を学んでいるとのことでした。
五十嵐カノアは試験の前に「これは絶対できない」と自分に自信がないときに、
勉強して、集中して、どうにかして成功する。その努力の力と練習時間、練習時間を大切にすることは
（サーフィンに）すごく似ていると思う。と語っていました。
学びに対してのマインドが素晴らしいと思いました。
自然が相手のサーフィンは時間内にパフォーマンスをする必要があるので
集中するところと時間の使い方を大事に考えることが共通しているということでしょう。
オリンピックのメダルはありますが、その先まで見据えているのでしょう。
オリンピックには魔物がいると言われますが、
魔物は自分自身で作り出しているのでしょう。
そうならないように俯瞰で物事を見られるようなトレーニングをしているのかも知れません。
オリンピック会場はタヒチ。波は？
今回のオリンピックはフランスのパリで開催されます。
サーフィンの会場はタヒチということでした。
なぜ？と思いましたがこれにも色々あるようでした。
フランス本土のサーフィンシーズンが終わっていることが1番の理由のようです。
そこで候補地になったのが、フランス領ポリネシアのタヒチということでした。
まさに抜け穴という感じでした。
しかしタヒチは8月がサーフィンシーズンということで
まさにシーズン真っ只中でのオリンピック開催となるようです。
タヒチ島の南東にあるチョープというところで今回のパリオリンピックは開催されます。
ここの地形は珊瑚礁が発達し、うねりも強いのが特徴です。
延々と続くチューブ波が特徴でサーフィンといえばこの波という印象を受けます。
波の高さは最大7mにも達し、世界一危険といわれています。
上の映像にもその波が撮影されていますが、
凄いとしか言えない環境で選手たちが戦っていることが分かります。
五十嵐カノアもここの練習で感じたことを語っていました。
「チョープはすごくシンプルな波で意外と考えることはない。
チョープはチューブだけ、バレル（チューブ）ライディングのことに集中すればいいから
全部の大会に比べると意外と一番やりやすいというのかな」と
やはり世界のトップで活躍している選手は持っている技術が違うから
発言する言葉に説得力があります。
日本代表は男女4人の面々。
サーフィン日本代表は男女合わせて4人です。波乗りジャパンという名前がついていました。
五十嵐カノア、コナー・オレアリー、稲葉玲王、松田詩野の4人です。
五十嵐カノア
引用元：五十嵐カノア公式Instagram
コナー・オレアリー
引用元：コナー・オリアリー公式Instagram
稲葉玲王
引用元：稲葉玲王公式Instagram
松田詩野
引用元：松田詩野公式Instagram
この4人で戦います。大会を楽しんでがんばってほしいですね。
波乗りジャパン一丸となって五十嵐カノア選手は「A・R・E」と呼んでいたものを獲得してほしいと思います。
