年越しの風物詩として親しまれてきたカウコンが、2025年、STARTO ENTERTAINMENTの初主催というかたちでついに復活しました。

華やかなステージに喝采が飛ぶ一方で、その裏側では、ある“違和感”がじわじわと波紋を広げていたのです。

 

SNSにあふれる誹謗中傷の言葉たち。

語られることのなかった演出面の“偏り”。

そして、ファン同士の間に生まれた見えない温度差

表向きは賑やかに幕を閉じたはずのイベントが、終演後に静かに火種を残していました。

 

これはただの「炎上」で済ませられる話ではありません。

では、あの出来事を前に、事務所はどう動いたのか。

見えてきたのは、エンタメを取り巻く空気の変化、そしてファン自身が放つ“応援”という名の言葉に宿る責任の重さでした。




偏り演出が誹謗中傷の原因?

2025年の大晦日、東京ドームで行われた

『COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE』

通称カウコン。

これはSTARTO ENTERTAINMENTにとって初のカウントダウンライブとなり、Snow Man、SixTONES、timeleszなどを含む全12組・総勢73人のアーティストが出演しました。

まさに節目となる大規模イベントだったと言っていいでしょう。

 

さらに松岡昌宏さんや堂本光一さんといった豪華サプライズゲストの登場もあり、会場は熱気に包まれていました。

SNSでも「最高すぎる!」「これぞ年越しライブ!」といった歓喜の声が飛び交い、大きな盛り上がりを見せていたのです。

ファンにとって夢のような一夜だったことは間違いありません。

 

…ところが、その翌日。

STARTO ENTERTAINMENTが公式サイトにて発表したのは、誰もが予想しなかった異例の声明でした。

祝祭ムードから一転する展開。

 

引用元:まゆのX

内容は、出演者の一部や演出内容に対し、SNS上で激しい誹謗中傷が相次いでいるというもの。

しかも、そうした投稿の多くがアーティスト本人たちの目にも届いてしまっているというのです。

中には中傷の対象でないメンバーまでが心を痛めているとされ、その精神的ダメージは計り知れません。

 

具体的な投稿例こそ伏せられているものの、声明では背景として、演出や出番の差などに関する誤解や憶測が示唆されていました。

それらがやがて、過激な個人攻撃へと変わっていったと考えられています。

演出バランスへの不満が、誰かを傷つける言葉へとすり替わってしまった現実。

 

それは本来の「楽しむ場」としてのカウコンの意味を、根本から揺るがす出来事ではないでしょうか。

公式声明では「意見や賛否は自由であって当然」としつつも、問題視しているのは個人を攻撃するような言動であると明確にしています。

加えて、法的措置を視野に入れた対応を検討中であることも明言されました。

 

カウコンは、グループの垣根を越えてみんなで年越しを祝う場のはずです。

その空気がSNS上で壊れてしまった現状は、やはり残念と言わざるを得ません。

楽しさが共有されるはずの場所で起きた分断。

 

もちろん、建設的な批判と感情的な中傷はまったくの別物です。

冷静な意見の中にまぎれて、誰かの心をえぐるような言葉が飛び交ってしまう状況。

それは、エンタメとの向き合い方として大きくズレてしまっているとも言えるでしょう。

 

引用元: UMEのX

どうして、ここまで騒動が大きくなってしまったのでしょうか。

その背景には、ファン同士の受け取り方の違いや感情のぶつかり合いが見え隠れしています。

次の章では、誹謗中傷の引き金となったとも言われる「演出に対する反発」の中身を、さらに掘り下げていきます。




偏り演出が誹謗中傷の原因?

『COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE』

通称カウコンは、STARTO ENTERTAINMENTが初めて手がけた年越しライブということで、開催前から大きな期待を集めていました。

総勢73人ものアーティストが出演し、まさに“豪華絢爛”。

ファンにとっては夢の時間だったはずですが、その一方でSNS上には、さまざまな声が飛び交っていたのも事実です。

カウコン出演者
特に話題になったのが、演出に対する偏りの指摘。

「出演時間の差が気になった」「一部のグループに出番が偏っていたのでは?」といった声が、一部ファンの間で広がっていました。

受け止め方の違い。

 

もちろん、それはあくまで受け手の感じ方のひとつです。

けれど、推しの出番を心待ちにしていた人にとって、思い描いていた内容と違った場合、モヤモヤしてしまうのも無理はありません。

 

とはいえ、年末という超繁忙期に12組以上のアーティストを集めるこのスケールのイベントでは、スケジュールや構成の調整だけでも相当な難しさがあったはずです。

運営側の事情。

 

STARTO ENTERTAINMENT側も、今回のステージについて「出演者全員の合意をもとに作り上げた特別な演出」だと説明しています。

つまり、特定のグループだけが優遇されたというわけではないことを示唆しているのです。

 

引用元:☕️のX

ただし、エンタメの受け取り方は、どうしても主観に左右されるもの。

「そういうものだ」と受け止められる人もいれば、「納得できない」と感じてしまう人もいます。

このズレが、ファン同士の衝突や対立の火種になることもあるでしょう。

 

さらに今回は、演出面だけでなく、配信トラブルや視聴料金に関する不満といった別の問題も浮上しました。

そうした要素が重なったことで、より複雑な騒動へと発展してしまった印象です。

 

SNSでは、特定グループやメンバーの扱いをめぐって不満が過熱し、そこから中傷的な投稿につながったケースも見られました。

もしそれが誰かの心を深く傷つけてしまったのだとしたら、それはエンタメの本質とはかけ離れた状態だと言わざるを得ません。

 

一方で、運営側からは演出意図や時間配分について、詳しい説明は出されていません。

その結果、ファンの中には「なぜこうなったのか分からない」という想像の余地が生まれ、誤解や憶測が膨らみやすくなってしまった面もあるでしょう。

 

とはいえ、すべてを事細かに明かせばよいという話でもありません。

ライブというのは、本来体験そのものに意味があり、そこには解釈の自由があっていいはずです。

 

たとえ意図が明かされなかったとしても、「自分はこう感じた」と言えるのがライブの魅力。

今回のカウコンにも、もしかしたら何らかのメッセージや狙いが込められていたのかもしれません。

ただ、それをどう受け取るかは観る人次第というのも、またひとつの真実です。

 

そして、何より大切なのは、そうした想いをどう言葉にして伝えるか。

SNSは便利で自由な場所ですが、その自由の裏には、誰かの心に届くという責任もあります。

 

感じたことを発信するのは悪いことではありません。

でもその言葉が、誰かの気持ちを深く傷つけてしまったとしたらどうでしょうか。

今回の出来事は、そんな当たり前のことをもう一度考えさせられる機会になったのかもしれません。

 

次は、こうした事態を受けてSTARTO ENTERTAINMENTがどのような対応を示し、ファンの間ではどんな声が広がっていったのかに触れていきます。




事務所の対応とファンの反応

カウコン終了後、SNSでは演出の内容や配信環境について、さまざまな声が飛び交いました。

その中には、残念ながら出演者個人に対する誹謗中傷も含まれていたのです。

 

これを受けて、STARTO ENTERTAINMENTは2026年1月2日、公式サイト上で声明を発表しました。

そこには「一部の出演者に対し、激しい誹謗中傷が確認されている」との報告がありました。

さらに、その投稿がアーティスト本人の目に届いていること、そして中傷されていないメンバーまでもが心を痛めている状況が明かされています。

 

そして事務所は、明確にこう述べました。

「しかるべき対応も検討中(法的措置を含む)」。

毅然とした姿勢。

 

つまり、アーティストの心を守るために、事務所は明確な対応方針を示したというわけです。

こうした対応は、旧ジャニーズ事務所時代から一貫して行われてきたものでもあります。

STARTO ENTERTAINMENTもまた、SNS上の誹謗中傷に対して厳しいスタンスを引き継いでいることがうかがえます。

 

注目すべきは、声明文の中にあった次の一文でした。

「エンターテイメントにおいて、賛否が生じること自体は、当然のことであると受け止めております」

表現の自由と誹謗中傷の線引き。

 

すべての批判を否定するのではなく、意見と中傷を明確に分けて考える姿勢を示していた点は、多くのファンに安心感を与えたようです。

実際、ネット上にはポジティブな反応も多く見られました。

 

「公式がきちんと動いてくれたのが嬉しい」

「アーティストを守る姿勢に安心した」

「SNSの中傷がひどすぎたから、もっと厳しくしてもいいくらい」

 

引用元: ෆෆ(新)☘️のX

一方で、慎重な意見も少なくありません。

「どこからが中傷で、どこまでが批判なのか分からない」

「ちょっとした感想でも、責められそうで怖い」

「正直な意見を言いづらくなりそう…」

言葉の線引きへの不安。

 

今回のカウコンでは、演出のバランスに加え、配信トラブルも不満の火種となりました。

「映像が乱れて見づらかった」「途中で落ちた」といった技術的トラブルに対する声も上がっています。

さらに、「これで有料は納得いかない」という意見も少なくありませんでした。

 

こうした声が、誹謗中傷と混同されず、正しく受け止められるのかどうか。

運営側の線引きと対応力は、今後ますます重要になってきそうです。

 

インターネットという場所では、意図しない形で誤解を生むことも珍しくありません。

何気ない言葉が、誰かを深く傷つけたり、ファン同士の争いの火種になってしまうこともあります。

 

「好きだからこそ、言いたいことがある」

「推しを守りたい、だから声を上げたい」

その気持ちは、きっと誰もが持っているものです。

 

でも、その伝え方にほんの少しの思いやりを添えるだけで、守れる心もあるのではないでしょうか。

それが、今の時代に求められる新しいファンマナーなのかもしれません。




まとめ

華やかな舞台の裏側で、思いがけないざわめきが広がった今回のカウコン。

演出の“見え方”ひとつで、感情は揺さぶられ、言葉にはいつしか鋭さがにじみ出る

けれど、それは同時に、「熱」がそこにある証でもあります。

誰かを本気で応援しているからこそ、期待も膨らむし、不安もついてくる。

愛があるからこそ、「もっとこうしてほしい」という思いが生まれるのも、自然なことなのかもしれません。

 

いま、STARTO ENTERTAINMENTは大きな変化の真っ只中にあります

そしてその変化は、ファンとの関係性にも静かに波紋を広げている。

これまでの“当たり前”が少しずつ揺らいでいくなかで、
事務所もファンも、それぞれが新しい向き合い方を模索している。

そんな時期なのかもしれません。

ABOUT ME
to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘:朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語:一期一会