2024年11月3日プロ野球日本シリーズ第6戦が行われ11-2で横浜DeNAベイスターズが日本一に輝きました。
下馬評では圧倒的福岡ソフトバンクホークスが有利という予想が多かったようですが、勝負は蓋を開けるまでわからないといったところでしょう。
横浜DeNAベイスターズが日本一に輝いた影で、実は「口は災いの元」ということわざを体現した出来事があっていたようですので紹介していきたいと思います。
「指笛で大爆笑した!」発言
小久保監督は、試合後のインタビューで「指笛」を「口笛」と言い間違えたことから、観客の指笛問題を軽視しているかのようにメディアに切り取られました。
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横浜DeNAベイスターズ・東
「人生かけて投げている。意図的に投げるときに指笛するのはやめてもらいたい」ソフトバンクホークス・小久保
「よくわかんないですね。口笛って笑ってしまいました。みんな大爆笑していました」 https://t.co/wIcFEj9IPZ pic.twitter.com/D4IKd56f9m— マイマイ (@maimai240401) October 29, 2024
マイマイさんのX
あーあ 小久保一線越えたわ
みんな大爆笑していましたって本当に言ったのか?マジで?マジのガチなら新庄のヘルナンデス発言や投手コーチの宮城の方が断然いい発言すら比にならないレベルで選手へのリスペクト欠けてるぞ いや…一日でこんなに1球団のこと嫌いになれるかってくらい嫌いになった— むぎちゃ (@Fs_25_) October 29, 2024
むぎちゃさんのX
この発言自体は、場の雰囲気を和らげる意図があったのかもしれませんが、結果的には多くの批判を招くことになります。
日本シリーズの試合中の緊張感を理解していないと捉えられ、ファンやメディアからの反発を引き起こしました。
本当に発言をして笑いを誘うつもりだったのか真相は分かりませんが、この投稿と記事が炎上を招く結果となったのです。
ソフトバンクの小久保裕紀監督は第3戦後のインタビューで東の訴えの理由を聞いて「よくわかんないですね。口笛って笑ってしまいましたね。みんなで大爆笑していました」などとコメントしていたが、一つ間違えば笑いごとでは済まない騒動だったことは間違いない。
引用元:Asagei Biz 2024.10.31記事 (小田龍司)
指笛問題の状況は?
10月29日、日本シリーズ第3戦は、横浜DeNAとソフトバンクホークスの間で行われ、試合の緊張感が高まる中、異常な事態が発生しました。
6回の表、DeNAが3-1とリードしている場面で、投手の東克樹が投球モーションに入る直前に、観客席から大きな指笛が鳴り響きました。
この音は、試合の進行を妨げるものであり、観客のマナーが問われる瞬間となりました。
試合の重要性が増す中でのこの出来事は、選手たちにとっても大きなストレスとなったことでしょう。
指笛が鳴った瞬間、東投手はその音の発生源を指差し、プレートを外しました。
これに対し、球審は異例の対応を取り、場内アナウンスを要求しました。
アナウンスでは「投手が投げる間際の口笛など試合進行の妨げになるような行為はご遠慮いただきますよう、ご協力をお願いします」と呼びかけ、観客に対して注意を促しました。
このような場内アナウンスは、通常の試合では見られないものであり、指笛の影響がいかに深刻であったかを物語っています。
その後、東投手自身もXでも「炎上覚悟で言います。指笛の件なんですが、(みずほペイペイでは)禁止されていないのでやってもらって構わないんですが、ただ投球モーションに入ったタイミングで指笛をやるのはやめてください。という話です」と投稿しています。
1勝の重みが違う日本シリーズでの妨害行為とも取れる行為に気持ちを揺さぶられたものと思いました。
ハマスタでは禁止になっている指笛ですが、みずほPayPayドームでは禁止にはなっていないようです。
しかし観客も少し配慮することも大事だとは思いました。
他にもあった”口は災いの元”
一部報道によると、村上隆行打撃コーチが第3戦の前にDeNAの左腕・東克樹について問われた際
「パ・リーグにそんなにいないかも知れないですが、宮城の方が断然いいので」と話したといいます。
村上コーチの発言の真意は分かりませんが、決して東の実力を軽視したわけではないでしょう。
パ・リーグ王者としてのコメントかもしれませんが、結果的に第3戦は東に7回1失点に抑えられ敗れました。
この発言がファンの反感を買い、SNS上で「辞めろ」「口にチャックした方が良い」などと批判されています。
東投手は自身のSNSで
「宮城大弥投手はめちゃくちゃ参考にさせていただいてます!スーパーピッチャーですから!」と投稿しました。
村上コーチへの当てつけとも取れる書き込みをしていたようです。
炎上覚悟で言います。
指笛の件なんですが、禁止されていないのでやってもらって構わないんですが、ただ投球モーションに入ったタイミングで指笛をやるのはやめてください。という話ですあ、ちなみに別件ですが宮城大弥投手はめちゃくちゃ参考にさせていただいてます!
スーパーピッチャーですから!— 東 克樹 (@DeNA11AZUMA) October 29, 2024
東 克樹公式X
このこともあり横浜DeNAベイスターズ選手達の闘志に火がついたものと思われます。
まとめ
今回、日本シリーズで下馬評では圧倒的に有利と言われていたソフトバンクホークスが2連勝のあと、まさかの4連敗で、セ・リーグ3位の横浜DeNAベイスターズが26年ぶりに日本一に輝きました。
このインタビューがキッカケで奮起するということは以前もありました。1989年の日本シリーズで近鉄と巨人戦です。
近鉄が3連勝してインタビューでの発言に奮起した巨人が4連勝するということがありました。
今回の日本シリーズも似たような構図の展開で、”歴史は繰り返す”や”口は災いの元”といったことわざが本当に当てはまる戦いであったと思いました。
横浜DeNAベイスターズも26年ぶりの日本一ということで、さぞかし盛り上がったと思います。
本当に勝負は蓋を開けるまで分からないという言葉が良く沁みた戦いとなりました。
両チームとも日本のプロ野球を盛り上げていただきありがとうございました。