

和歌山のアドベンチャーワールドで2025年6月末をもって全てのパンダが中国に返還されることが話題になりました。
日本国内でも有数のパンダ飼育施設として知られ、長年にわたり多くのパンダファンを魅了してきました。
しかし、4頭全部が返還されるということで大きなニュースとなっています。
本記事では和歌山のパンダ事情とその裏側にあるレンタル料金の実態、そして今後の展望について徹底的に解説します。
目次
和歌山パンダの返還、その理由とファンの声
2025年6月末、アドベンチャーワールドで飼育されているパンダ4頭がすべて中国に返還されることが発表されました。
名前は良浜(ラウヒン)、結浜(ユイヒン)、彩浜(サイヒン)、楓浜(フウヒン)の4頭です。
全頭がメスでオスが不在で繁殖ができなくなったこと、中国側との契約や国際的な事情も背景にあるとみられます。
長年パンダを見守ってきたファンからは
「まさかみんないなくなるとは」と驚きと悲しみの声が上がっています。
SNSでも「和歌山のパンダが全員いなくなるなんて信じられない」「今のうちに会いに行きたい」
といった投稿が相次いでいます。
和歌山アドベンチャーワールドのパンダレンタル料金はいくら?

和歌山アドベンチャーワールドのパンダレンタル料については、公式に金額が公表されていません。
これは、上野動物園や神戸市立王子動物園が自治体運営であるのに対し、
アドベンチャーワールドは民間企業(株式会社アワーズ)による運営であり、公表義務がないためです。
ただし、和歌山でも日中共同繁殖研究の一環として「ブリーディング・ローン方式」が採用されております。
他の動物園と同様に年間1億円前後のレンタル料を支払っていると考えるのが自然です。
ネット上では「赤ちゃんパンダは年間5,000万~7,000万円、大人は1億円前後」といった情報も流れていますが、
これは推定値であり、公式な発表はありません。
パンダのレンタル料は繁殖力のあるペア2頭を年間で95万ドル(約1億円)。
和歌山の場合も同程度と考えるのが自然かもしれません。
レンタル料以外にかかる費用と経済効果
レンタル料の他にも、パンダのエサ代や医療費、水道光熱費など、飼育にかかる費用は月50万円以上とも言われています。
しかし、パンダの集客力は圧倒的で、年間入園者数は約120万人、売上は約60億円にものぼると推計されています。
高額なレンタル料を支払っても十分に元が取れる経済効果があるのです。
まさにドル箱動物!といったところでしょう。
ブリーディング・ローン方式と和歌山の実績
和歌山アドベンチャーワールドは1994年から中国の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地と共同研究を開始しました。
そして世界初のブリーディング・ローン方式を導入しています。
これまでに17頭の赤ちゃんパンダが誕生し、中国以外では世界最多の繁殖実績を誇ります。
この「白浜方式」は日中友好の象徴ともなりました。
現在の頭数が約9000頭と言われているので、そのうちの17頭を和歌山で誕生させているのはすごいことがわかります。
赤ちゃんパンダのレンタル料と返還ルール
日本で生まれた赤ちゃんパンダにはレンタル料は発生しませんが、所有権は中国にあります。
一定期間(通常2~5年)を過ぎると中国に返還しなければなりません。
コロナ禍などの影響で返還時期が延びることもありました。
結浜(ユイヒン)はまさにそれで返還が延びたのではないでしょうか?
まとめ
パンダは中国からのレンタルで、和歌山でも年間約1億円前後のレンタル料が発生していると推定されます。
アドベンチャーワールドのパンダは2025年6月末で全頭返還予定で、今後新たなパンダ来日は未定でした。
パンダの経済効果は大きく、レンタル料を上回る集客力があります。
和歌山のパンダ繁殖実績は世界有数であり、今後もその功績は語り継がれるでしょう。
パンダファンにとって寂しいニュースですが、返還までの残りわずかな期間、
和歌山のパンダたちにぜひ会いに行きましょう。
そして、今後のパンダ外交や新たな来日にも注目が集まります。
追加情報
5月2日に政府が動きました。
パンダいらないと思う人🖐️ pic.twitter.com/y16KCl0PHp
— サキガケ (@nihonpatriot) May 2, 2025
引用元:サキガケさんのX
中国側にパンダ貸与を要請したということです。
レンタル料は政府が負担するのでしょうか?
詳細はわかり次第追加して行きたいと思います。