2025年11月、大谷翔平選手が設立を発表した「大谷翔平ファミリー財団」。
この名前にある“ファミリー”という言葉には、どんな想いが込められているのでしょうか。
注目すべきは、ただの慈善活動にとどまらないという点です。
この財団が掲げるテーマは、「子ども」と「動物」。
まるで家族を思うように、彼らの未来に真正面から向き合っています。
一見すると意外にも思える組み合わせですが、その背景には、大谷選手らしい優しさと信念がにじんでいるんです。
さらにこの取り組みを通して、私たちは“野球選手・大谷翔平”とはまた違う、もうひとつの顔を垣間見ることになります。
誰かのために、静かに、けれど力強く動き出したこの財団。
その全貌を知ると、きっと心のどこかがじんわり温かくなるはずです。
大谷翔平ファミリー財団とは?
2025年11月21日(日本時間22日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、
自身のInstagramで
「SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION(大谷翔平ファミリー財団)」
の設立を発表しました。
発表のタイミングは、ちょうどアメリカの感謝祭と重なっています。
家族との絆を深める日に、あえて重ねたこの公開には、特別な意味が込められているようです。
そして名前にある「ファミリー」の文字どおり、今回の財団は大谷家全体で立ち上げたプロジェクト。
妻の真美子さん、長女、そして愛犬デコピン(Decoy)を含む“4人家族”の思いが、ぎゅっと詰まっています。
では、なぜ今このような財団を設立したのか――
実はその背景には、大谷選手がこれまで個人で静かに続けてきた支援活動があります。
たとえば、2018年から始めた子どもたちへの野球グラブの寄贈。
これまでに配られたグラブの数は、なんと累計6万個を突破しています。
さらに、国内で起きた災害への寄付や、球団職員への1650万円のボーナス支給など、野球界を超えたサポートを実施。
これらの取り組みを“ひとりの善意”で終わらせず、もっと大きな形にしていこうと踏み出したのが、今回の財団設立というわけです。
実際、MLBではすでに「ファミリー財団」を持つ選手が多数います。
たとえば、同じドジャースのムーキー・ベッツ選手やウィル・スミス選手も、家族とともに地域社会への貢献を行っており、大谷選手もその仲間入りを果たした形です。
中でも印象的なのが、財団のロゴ。
自身の背番号「17」をモチーフに、大谷選手、妻、娘、デコピンの4人のシルエットが描かれています。
SNS上では「温かさがにじみ出てる」「家族の愛が伝わる」と話題に。
ロゴ一つとっても、大谷選手の丁寧な人柄がにじんでいます。
これまで“二刀流”という言葉で野球の常識を塗り替えてきた大谷選手。
その精神は今、社会貢献という新たなフィールドにも広がろうとしています。
このファミリー財団は、単なる慈善活動ではありません。
それは、「家族ぐるみで未来を築く」という、大谷翔平らしい挑戦の始まりなのかもしれません。
子供支援の内容と目的は?
大谷翔平ファミリー財団の中心に据えられているのが、「子どもたちへの支援」です。
ただの寄付や一時的な応援では終わらない。
子どもたちの未来に、本当に必要な“きっかけ”を届けたい。
その想いが、この活動の根っこにあります。
中でも広く知られているのが、野球グラブの寄贈活動。
2018年からスタートし、今では日本中の子どもたちに無償で6万個以上のグローブが届けられています。
きっかけはシンプルでした。
「野球の楽しさを知ってほしい」
「スポーツを始める後押しがしたい」
大谷選手のそんな願いから始まった取り組みです。
グラブを手にした瞬間、目を輝かせる子どもたち。
それまで諦めかけていた夢に、もう一度チャレンジしてみようと思える“力”が宿るのです。
今回設立されたファミリー財団は、こうした活動をもっと体系的に、そして継続的に育てていくための器でもあります。
公式サイトには、「子どもたちがスポーツや活動を通して健康的に生活できるようにする取り組みに対して、資金提供を行う」と明記されています。
今後は、学校や施設への物品提供にとどまらず、
地域でのイベントやワークショップ、親子参加型のプログラムなど、多角的な支援にも広がっていく可能性があります。
「体を動かすって、こんなに楽しいんだ」
「やればできるかもしれない」
そんな感覚を、子どもたち自身が自然と感じられるような場づくりを目指しているのです。
この考えの土台には、大谷選手の実体験があります。
岩手の自然の中で育ち、仲間とともに白球を追った日々。
その中で得た喜び、自信、仲間との絆――
彼にとってスポーツは、人生そのものを豊かにしてくれた存在だったのです。
そして“ファミリー財団”という名の通り、そこには家族の視点も色濃くあります。
子どもと親が一緒に過ごす時間の大切さ。
家庭という小さなコミュニティが、子どもを育てる力。
そうした価値観が、この支援活動にも静かに流れ込んでいるのです。
今や、外で思い切り遊ぶことすら難しい子どもたちも少なくありません。
だからこそ、子どもたち一人ひとりがのびのびと育つ場所や時間を提供することには、非常に大きな意味があるのです。
この取り組みは、決して一時の温情ではありません。
社会全体の未来に投資する、長期的で根本的な支援。
「たったひとつのグローブが、その子の人生を変えるかもしれない」
そんな信念が、大谷翔平ファミリー財団のすべてを支えているのです。
動物支援や今後の活動も注目!
「子どもたち」への支援と並ぶもうひとつの柱――それが、「動物支援」です。
大谷翔平ファミリー財団では、このテーマにも大谷選手らしい優しさと行動力がしっかりと詰め込まれています。
特に話題を集めたのが、愛犬デコピン(Dekopin/英名:Decoy)をモデルにした絵本の制作発表。
2025年7月に発表され、2026年2月に発売予定のこの絵本は、収益の一部が動物保護団体へ寄付されるという仕組みです。
エンタメと支援を融合させる――まさに大谷選手らしい、遊び心と使命感のあるプロジェクト。
では、なぜ動物支援なのか。
もちろん「犬が好き」というだけではありません。
その姿勢がよく表れたのが、2025年1月にロサンゼルスで発生した大規模山火事への対応でした。
大谷選手は、被災した動物たちのために、約7000万円(50万ドル)を個人で寄付。
救助活動を行う団体に物資や医療支援を届ける力となり、現地では「世界的スターの心ある行動」として大きく報じられました。
つまり、大谷選手にとって動物支援とは、“寄付して終わり”のものではないのです。
今後は、動物福祉団体との連携や、ペットと人との共生をテーマにした教育プログラムの展開も検討されていると見られています。
たとえば、子どもたちが命の尊さを学べるワークショップや、保護動物の譲渡会の支援など。
地域に根ざした、温もりある取り組みが増えていきそうです。
実際に財団の公式サイトには、「動物の救助・保護・ケアを継続的に支援する」という方針がしっかり明記されています。
さらに、国際的な保護団体や医療・教育機関との連携により、グローバル規模での支援展開も視野に入っているとのこと。
中でも特筆すべきは、すべての活動が「家族単位の支援」として設計されている点。
デコピンは、大谷家にとって単なるペットではありません。
“家族の一員”として、支援活動そのものの象徴になっているのです。
つまり、大谷選手の動物支援はただの慈善活動ではない。
「大切なものを、ちゃんと守りたい」という家族愛から生まれた行動なのです。
現在、財団の具体的な資金規模は公表されていません。
ですが、大谷選手の年俸が100億円を超えることを考えれば、今後の展開にはかなりの規模が期待されます。
アメリカでは「MVP級のオフフィールド活動」と称賛され、日本でも「人間性まで超一流」「尊敬しかない」といった声が続出。
その反響の大きさこそが、この活動がいかに多くの人の心に届いているかの証しです。
子どもたちの未来、そして声なき命のために。
どちらにも真正面から向き合う大谷翔平ファミリー財団。
これからの新たな動きにも、ますます注目が集まります。
まとめ
大谷翔平ファミリー財団は、まさに**“競技の枠を超えた、もう一つの挑戦”**と言える存在です。
グラウンドでの活躍だけでなく、子どもたちの未来や、かけがえのない命と真剣に向き合う姿勢は、多くの人の心を静かに、でも確かに動かしています。
その根底には、家族との時間を何よりも大切にし、
何気ない日常や、小さな気づきを**“支援のきっかけ”として見逃さない価値観**が息づいているのです。
ひとつの寄付が、ひとつの笑顔に。
ひとつのグローブが、ひとつの夢につながっていく。
この財団の歩みが、今後どこまで広がっていくのか――
その一歩一歩から、目が離せません。