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角田夏実が引退報道を否定?本人コメントに反響「まだ決めていません」

2025年12月初旬。

柔道界に突然走った衝撃のニュース、それが「角田夏実 引退報道」でした。

パリ五輪で金メダルを勝ち取った彼女の名前の横に、「引退」という言葉が並んだ瞬間。

ファンはもちろん、関係者たちの間にも、驚きと戸惑いの声が一気に広がりました。

そして、事態がさらに揺れたのはその数日後。

角田選手本人が発信したコメントが、新たな波紋を呼ぶことになります。

報道と本人の言葉――そこに一体、どんな“ズレ”があったのか?

そして誰もが気になる、「今後の進退は?」「ロス五輪への出場はあり得るのか?」という問いに、彼女はどう向き合っているのでしょうか。

ここでは、報道が生まれた背景、角田選手自身の率直な心境、そして揺れ動く未来の選択について、じっくりと追っていきます。




角田夏実の引退報道とは?

パリ五輪で金メダルを手にし、一躍“時の人”となった柔道女子48kg級の角田夏実選手。

そんな彼女の「引退報道」が、2025年12月7日、突如メディアをにぎわせました。

報道の発信源となったのは、日刊スポーツやスポニチといった複数のスポーツメディア。

いずれも全日本柔道連盟の関係者のコメントとして、

「角田選手は現役引退の意向を固め、強化選手としての活動を終了する見通し」

という趣旨の内容を掲載していました。

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Tsunoda Natsumi(@tsunoda_natsumi)がシェアした投稿

引用元:角田夏実公式Instagram

さらに、彼女が所属するSBC湘南美容クリニックの関係者や監督との話し合いも進行中で、

「正式な発表に向けた手続きを進めている」と報じる記事も。

まるで“もう引退は決定事項”とでも言いたげな論調でした。

この突然のニュースに、ファンの間には戸惑いの声が広がります。

「え?引退って本当?」「まだ試合で見たいのに…」

 

そんな反応がSNS上にあふれ、とくにX(旧Twitter)では、

「もうなっちゃん本人が発表するまで、報道やめて!」という強めの声も多数見られました。

ではなぜ、本人からの発信がない段階で、ここまで具体的な情報が一気に広まったのか?

ネット上では「情報漏洩では?」「メディアがスクープを焦ったのでは」など、

さまざまな憶測や指摘が飛び交いました。

 

というのも、角田選手は2024年パリ五輪で金メダルを獲得した際、31歳11ヶ月という日本柔道史上最年長での快挙を達成。

その後の進退は常に注目されていたため、記者たちも「次の一手」を逃すまいと取材を続けていたのでしょう。

とはいえ、引退という極めて個人的かつ重いテーマを、

本人の口から語られる前に“既成事実”のように報じるのはどうなのか。

 

角田選手自身はこの報道をどう受け止めていたのか。

次の見出しでは、彼女が自らの言葉で語った真意に迫っていきます。




引退報道を否定した本人の言葉

角田夏実選手が沈黙を破ったのは、報道から2日後の2025年12月9日。

自身のInstagram(@tsunoda_natsumi)に投稿された一文が、ファンの心にじわりと沁み渡りました。

投稿のタイトルは、「いつも応援してくださっている皆さまへ」。

そして第一声に綴られていたのは、まっすぐな謝罪の言葉

 

「この度の報道により、皆さまを驚かせてしまったことお詫び申し上げます。」

あの騒動のさなか、まずファンに向けて「ごめんなさい」と伝えるその姿勢に、

彼女の誠実で律儀な人柄がにじみ出ていました。

続く文章では、現在の状況についても率直に言及。

「会社や監督と何度も相談を重ねており、最終的な決断にはまだ至っておりません。」

 

つまり、引退はまだ決まっていない。

それなのに、あたかも「確定情報」として一部メディアが伝えた報道に対し、

彼女自身も大きな違和感を抱いていたようです。

実は、もともと角田選手はファンに直接伝える場を、自分で用意するつもりだったそう。

それが、報道の“フライング”によって潰されてしまった──

 

「本来であれば、これまで応援してくださった皆さまに対して、

私の言葉で直接お伝えする場を設け、最初の一言を自分の口からお届けする予定でしたが、

報道が先行し、言葉になり切れていない想いが異なる形で拡散してしまったことを大変残念に感じております。」

この一文には、悔しさと、やるせなさがにじんでいます。

 

順番なんて、たった一つのこと。

でも、その順番が狂っただけで、大事な気持ちがきちんと伝わらなくなってしまう。

報道のスピードが、アスリートとしての誠意や覚悟をかき消してしまった

そんな瞬間だったのかもしれません。

この投稿に対して、ファンからは温かい言葉が次々と寄せられました。

 

「本人が納得してから発表してくれればいい」「決めつけ報道はやめて」

という声がX(旧Twitter)に溢れ、彼女の言葉を信じる姿勢がしっかり根付いています。

その一方で、報道関係者への批判も高まっています。

「情報が出るの早すぎ」「スクープ合戦に巻き込まれたんじゃない?」

といった指摘も多く、メディアの在り方に疑問を抱く声も少なくありません。

 

けれど、そんな中でも角田選手は終始冷静でした。

怒りをぶつけるのではなく、これまで支えてくれた人たちへの感謝と、

自身の競技人生に対する想いを、丁寧に綴っていました。

そして最後は、こう締めくくられています。

 

「正式に決断ができました際には、改めて公式の場で、私自身の言葉でしっかりとご説明させていただきます。」

この言葉に、ほっとしたファンも多かったのではないでしょうか。

引退か、現役続行か。

どちらを選ぶにしても、角田選手はそれを自分のタイミングで、自分の言葉で伝えるつもりなのです。

その揺るがぬ意志こそが、角田夏実というアスリートの、芯の強さを物語っています。




今後の進退とロス五輪の可能性

引退報道をきっぱり否定した角田夏実選手。

では、彼女はこの先、どんな進路を選ぶのでしょうか?

そして、ファンの間で注目が集まっている「ロサンゼルス五輪出場の可能性」は──?

まず前提として、角田選手は現時点で正式な引退発表をしていません。

Instagramの投稿でも明言している通り、

「会社や監督と何度も相談を重ねており、最終的な決断にはまだ至っておりません」とのこと。

 

つまり、“引退は決まっていない”けれど、“続行とも言っていない”

この非常にセンシティブで揺れ動く状態が、今のリアルな立ち位置です。

では、今の彼女はどんな日々を過ごしているのか。

競技に関する情報こそ控えられているものの、Instagramは定期的に更新されており、

日常の様子や心境の一端が垣間見える投稿もあります。

 

完全に沈黙するのではなく、自分のペースで少しずつ伝えようとしている印象です。

今後の動向において大きなカギを握るのは、所属するSBC湘南美容クリニックとの関係性

競技を続けるにしても、別の道に進むにしても、

サポート体制の有無は選択に大きく影響します。

 

報道によれば、現在も監督や関係者との協議が続いており、

角田選手自身が「これからの人生設計」を慎重に見極めている最中のようです。

では、気になるロサンゼルス五輪への出場可能性は?

これに関しては、本人から具体的なコメントはまだありません。

また、12月7日以降の報道では「第一線から退く意向」と伝えられており、

現時点で「五輪を目指す」と明言されたわけではありません。

 

とはいえ、SNSではファンの声が熱い。

「角田選手がいないのは寂しい」「ロス五輪でもう一度戦う姿を見たい」

といった声が多数見られ、現役続行を望む空気感は確実に存在しています。

仮に現役を続けた場合、ロス五輪が行われる2028年には、角田選手は37歳

年齢的には厳しい挑戦に映るかもしれません。

 

しかし──

2024年パリ五輪では日本柔道史上最年長(31歳11カ月)で金メダルを獲得した実績がある彼女です。

「角田なら、もう一度やってくれるかもしれない」

そう思わせる説得力が、彼女には確かにあります。

もちろん、仮に引退を選んだとしても、その先の道は無限です。

 

指導者として後進を育てる、解説者やメディアへの出演、

中には「モデルでも通用するんじゃ?」なんて声もあるほど。

アスリートとしてだけではなく、

“人としての角田夏実”のこれからにも、多くの関心が寄せられています。

焦らず、無理せず、彼女自身のタイミングで選びとっていく未来。

その姿勢自体が、多くの人の心をまたひとつ強く打つはずです。



まとめ

角田夏実選手を巡る一連の引退報道は、ただのスポーツニュースにとどまりませんでした。

それは、**一人のアスリートが立つ“人生の分岐点”**を、私たちに静かに見せてくれる出来事でもあったのです。

「まだ決めていません!」

その一言の裏には、軽々しくは語れないほどの葛藤や覚悟が隠れていたはず。

競技を続けるか、一区切りをつけるか。

そのどちらにも、きっと痛みと希望が入り混じっているのでしょう。

どんな選択であれ、その決断が彼女の中で納得のいくものとなること

それを、私たちは何より願いたい。

そしてその答えは、いつか角田選手自身の言葉で語られる日が来る。

今はただ、その時を静かに、信じて待つしかありません。

そう思わせてくれる彼女の誠実で揺るがぬ姿勢は、
報道のざわつきよりもずっと深く、私たちの胸に残ります。

ABOUT ME
to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘:朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語:一期一会