楽天イーグルスの看板選手である田中将大投手が、2024年シーズンの契約を結ばずに自由契約となることが発表されました。
日本を代表する投手の一人である田中将大投手に何があったのか?
この予想外の展開に、野球ファンのみならず業界全体が驚きを隠せません。
確認していきたいと思います。
退団になった経緯
田中将大投手は2024年11月24日、自身のYouTubeチャンネルで
「このたび、わたくしは楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに新たなチームを探すことに決めました」と発表しました。
この決断の背景には、複雑な事情があったようです。
2024年シーズン、田中投手は右肘手術の影響もあり、わずか1試合の登板にとどまりました。
ほぼリハビリに費やした1年だったということです。
唯一投げた、9月28日のオリックス戦で5回4失点を記録し、プロ18年目で初めて勝ち星なしのシーズンとなりました。
楽天球団は田中投手に対し、2024年シーズンの推定年俸2億6000万円から大幅な減額を提示したとされています。
一部の報道では、提示額が5000万円程度だったとも言われています。
これは野球協約の定める減額制限(年俸1億円超の場合40%)を大きく上回る減額でした。
石井一久シニアディレクターは「減額制限を超える減俸を提示して選手の同意を得られない場合、球団は選手に対して保留権を放棄しないといけない」と説明しています。
ほぼ2億減少ってどんな感じなんだろう…。
生活レベルを下げるにも限界がありそうでし、しかも税金がスゴそうですね~。
ヤクルトスワローズの動き
田中将大投手の自由契約が発表されるや否や、東京ヤクルトスワローズが獲得に向けて動き出したことが明らかになりました。
ヤクルトの現状としては2024年シーズンは2年連続で5位に終わり、チーム再建が必要です。
特に先発投手陣の強化が課題とされており、2024年シーズンには10勝を挙げた先発投手が一人もいませんでした。
田中投手獲得の最大のメリットとしては即戦力としての期待がされています。
日米通算197勝を誇る実力は、チームの戦力向上に直結します。
本人も200勝まであと3勝ですから、そこまでは到達したい思いはあるでしょうね。
あとは若手投手への影響があります。奥川投手をはじめとする若手投手たちにとって、田中投手は技術面でもメンタル面でも良い手本となるでしょう。
ずっと第一線で活躍してきた選手で、大リーグでも活躍した選手ですから、その経験は若手の選手に伝えられることが多くあると思います。
これは1軍だろうが2軍だろうが関係ないと思います。若手は経験が少ないので、少しでも吸収することがあれば、聞いて実践すればいいと思います。
そしてチーム全体のブランド力向上がきたいされます。
田中投手の知名度と実績は、ファンの獲得やグッズ販売など、経営面でもプラスになると予想されます。
やはりネームバリューがありますし、日米通算200勝まであと3勝となれば、その瞬間を共有したいファンはいるのではないでしょうか。
その瞬間を見るために球場に足を運ぶファンが増えるのは、球団にとってもメリットがあることだと思います。
田中将大投手の今後
田中投手は現在、日米通算197勝を記録しています。
あと3勝で達成できる200勝は、プロ野球界での大きな節目となります。
(以前は日本での記録とメジャーでの記録は分けていたと思いますが、今は同じとしてカウントしているようです。)
新天地での挑戦が、この大記録達成への道を開く可能性があります。
コンディションについて、田中投手は自身のYouTubeチャンネルで
「来季はどこでプレーするか、まだ何も分からない状態ですけど、いいコンディションで、いいトレーニングを積むことができています」と語っています。
右肘の状態も含め、選手として復活に向けた準備は着々と進んでいるようです。期待しましょう!
他球団の動向は?
ヤクルト以外にも、巨人や日本ハムが田中投手に興味を示しているという情報もあります。
巨人は毎年大型補強を行うことで知られており、田中投手のようなスター選手を獲得する可能性は十分にありますが、今年の成績だけを見れば、ちょっとと二の足を踏むかな?と思います。
一方で、日本ハムは田中投手が高校時代を過ごした北海道に拠点があるため、地元ファンの支持を得る目的で獲得に動く可能性も指摘されています。
新庄監督がどう判断するか、戦力としてどう見るかが鍵になると思います。
今後の動向については、12月2日に公示される保留選手名簿から外れることで、各球団との交渉が可能になります。
田中投手は「結論がしっかりと出た時に、またこの場でご報告させていただきます」と述べており、新天地決定の発表が待たれます。
まとめ
今回、楽天を自由契約になった途端に「ヤクルトスワローズの田中将大獲得!?」といった情報も飛び交いそうなくらい早いアクションで獲得する可能性は高いと思います。
他球団との競合もあり、確実とは言えない部分もあります。
田中投手の意向や各球団の提示条件など、様々な要因が最終的な決定に影響を与えるでしょう。
12月2日の他球団との交渉が解禁になるので、その後の展開に注目が集まっています。
また動きがあったら追加したいと思います。
追加情報
悲しいニュースですね。ソフトバンクホークスの三笠杉彦GMがインタビューで明かした内容です。
「補強ポイントは投手力ですが、ちょっと対象になる獲得の可能性は今のところないかなと思っています。どちらかと言うと中長期的に見て投手力を強化していかないとと感じています。投手力(補強)を、少し違う視点で考えています。」
引用元:スポニチアネックス
要は2~3年使える即戦力よりチームと共に成長できる若手を取りたいということですね。
松坂大輔という前例があるので、簡単にメジャー帰りを客寄せとしては使わないという所もありますね。
田中将大選手はソフトバンクの一員にはなれない可能性が高いということがわかってしまいました。
どうなる、移籍問題!?
更に追加情報
阪神・嶌村聡球団本部長が楽天を退団すると発表した田中将大投手の獲得に動く可能性を否定しました。
「大投手なので、なかなか軽々しく言うことでもないし、彼が自由契約を選択したということで、彼の決断を尊重するのは大前提で本当にいいピッチャー、引っ張っていくピッチャーですから、これは、というのがあるのは確かですが、ただタイミング、補強ポイント的にはうちとしてはどうかな、と。そういう意味では向かっていく、動いていくというよりも、どこかで頑張ってほしい」とコメントをしていました。
今回の補強ポイントとしては違うということですね。
やんわりと断られたのはやっぱり辛い所がありますが、まだ時間はあると思います。
また動きがありましたら追記いたします。
話題になる!
楽天を退団した、田中将大投手に対して、ヤクルト側が田中選手を取るメリットが話題になっていました。
実はヤクルトスワローズの大株主はフジテレビ!
今年、大谷選手との間で色々とあって、ワールドシリーズ優勝のインタビューすら断られていたテレビ局です。
田中将大投手を取る最大のメリットは、日米通算200勝まであと3勝であることです。
もし、来シーズン復活して何とか3勝まで上げれば美談になりますし、もしそうでなくてもそれまでの経緯、ドラマがコンテンツとして使えるということです。
年俸がどれくらいになるか分かりませんが、2年連続5位のチームを見にくるには何かいままでとは違う”仕掛け”が欲しいということでした。
このドラマを見ることができるのか、フジテレビ次第かも知れません。
追加情報(ヤクルトも辞退)
12月3日付けのニュースでヤクルト幹部び情報が入って来ました。
「ウチは獲らない。今年の投球は全然ダメで、戦力として使えないと判断したので動かない」
と厳しい意見でした。
では今後どうなっていくのでしょうか?
このまま引退ということも有り得るのでしょうか。
でもまだ、微かではありますが光があるようです。
来季、中日の監督である井上一樹新監督(53)は「会社と話したわけではないが、オレの中ではちょっと薄いかな」
と談話をしたそうですがここにからくりがありそうです。「会社と話していない」という言葉です。
ということは個人的な意見ということになります。
球団としてはまだ別の判断があるかもしれないということです。
中日OBで元楽天監督の田尾安志(70)は12月2日に自身のYouTubeチャンネルで、
「中日の井上監督はちょっと消極的ということなんですが、今のチーム事情からすると来シーズンやってくれるんじゃないかなという期待値も高いので。きてくれるのであれば、ドラゴンズは獲る方向に向いた方がいいのではないかと思います」
楽天の5000万円より買い叩かれるかも知れませんが、他の起用方法を考えている球団がもしかしたらあるのかも知れません。
本当にどんな結末を迎えるのでしょうか?
続報を待ちたいと思います。
続報!サンドイッチマンの言葉
「いろいろあったけど戻ってきてよ」
これは「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」に出演した伊達みきおの言葉です。
全文はこうでした。
「聞いてるかな、このラジオ。いろいろあったけど戻ってきてよ。イーグルスのユニホームが一番似合うんだからさ。いろいろ事情があるでしょうけど」と言っていました。
一度、楽天との話で自由契約にしました。
現状、興味を示している球団は報道で知る限りはないようです。
楽天は年俸5000万での提示があっていましたので、ギリギリ契約する意思があったのかも知れません。
楽天ファンの伊達みきおさんの言葉は届いたのでしょうか?
今度はいい続報になることを祈りたいと思います。