金井球は何者?江口寿史のポスター問題で一気に注目された理由とは!

 

金井球
引用元:News クランチ!

「金井球は何者?」

2025年10月、あるポスターをきっかけに突如としてこの名前がSNS上を駆け巡りました。

イラストの作者は江口寿史。

トレース疑惑が炎上を呼び、思わぬかたちで金井球という存在が浮かび上がります。

 

誰もが見過ごしそうな“違和感”に対し、彼女がとった行動と言葉。

その裏にある静かな強さとは。

注目の的となった彼女の背景と、この騒動の本質をじっくり紐解いていきます。

 

金井球は何者?プロフィールと経歴

最近ネットでよく目にする「金井球(かない・きゅう)」という名前。

でも、正直「誰?」って思った人も多いのではないでしょうか?

彼女の名前が一躍広まったきっかけは、江口寿史さんのポスター問題でしたが、その存在感は“炎上に巻き込まれた人”という枠を超えています。

実は、もともとサブカル・クリエイティブ界隈ではじわじわ注目されていた多才な表現者なんです。

 

  • プロフィールは“謎めき”が魅力

金井球さんは2001年9月生まれの24歳(2025年現在)。

本名は不明で出身地は東京と謎が多い。

芸名の由来についてはインタビューの中で語っていました。

金井は本名で球は自身が9月生まれなこと、芸人の「キュウ」さんが好きなのと動物の鳴き声っぽい響きがかわいいからという理由でした。

けっこういろいろかかっているニャア~!
ねこ
ねこ

お兄さん
お兄さん
頭の回転がはやい子なんだろうね!いろいろ考えているね!

XやInstagramでの活動が中心で、独自の世界観を感じさせる投稿が多くのファンを惹きつけています。

好きなものは、お花・毛布・啓示・餃子・リズム・お笑いライブ…という独特なラインナップ。

これだけでも、ただの“タレント”や“インフルエンサー”ではないことが伝わってきます。

 

  • 「ミスiD2022」グランプリで脚光

金井球さんが最初に注目を集めたのは、講談社主催の多様性オーディション「ミスiD2022」。

ここでなんと、グランプリを獲得しています。

「赤ニットにジーンズ姿」での登場、壇上で「マジ信じられません…」とつぶやいたあのシーン。

審査員の間でも「感性が飛び抜けている」「新しい時代の表現者」として高い評価を受けました。

ミスIDの金井球
引用元:ENCOUNT

  • 肩書きに縛られない“多答型人間”

その後は、文筆家・モデル・イベント主催者・ラジオパーソナリティなど、活動の幅はとにかく多彩。

noteでの連載エッセイ「金井球エッセイ松」では、日常の違和感や言葉の不思議さを軽やかに綴っており、コアな読者に支持されています。

また、芸能プロダクション「MIXUS」に所属し、グラビアデビューも果たすなど、表現手段はジャンルにとらわれません。

本人も「まだ何者かわからないけど名を馳せたい」と語っており、まさに“今を生きる表現者”といった存在です。

微笑む金井球
引用元:IP mag

金井球という名前に「何者…?」と疑問を持った人ほど、その答えは一つに絞れないという面白さを感じるはずです。

では、彼女が注目されたあのポスター問題とは、どんな騒動だったのでしょうか?

次の見出しで詳しく解説していきます。

 

江口寿史さんの釈明が火に油?

 

引用元:江口寿史公式X

その後、江口さんも自身のXで釈明投稿を行いました。

「インスタに流れてきた完璧に綺麗な横顔を元に描いたものですが、ご本人から連絡があり…」

この説明が、逆に炎上を加速させてしまいます。

「完璧に綺麗な横顔って何?」

「素材扱いしてるようでグロい」

「『知らなかった』って、相手をリスペクトしてない証拠では?」

と、投稿の言い回しや態度そのものが批判の的に。

中でも大きかったのは、「肖像権」や「著作権」など、法的な議論まで巻き込んだ点です。

引用元:りりこんのX

 

  • 企業や主催者も巻き込む事態に発展

この騒動はポスターを掲出したルミネや、イベントの主催団体、さらにはJR東日本にも波及。

ルミネはポスターの一時撤去を発表し、公式コメントを出す事態に

SNSでは「企業もクリエイター任せにしていたのでは?」という声も出て、炎上の火種はさらに拡大しました。

さらに、江口寿史さんの過去作品にもトレース疑惑が浮上。

これまでに描かれてきた有名人風のイラストや、類似構図の作品がSNSユーザーにより次々と指摘され、“検証大会”の様相を呈してきたのです。

 

  • 「古塔つみ」騒動との比較も

ここで、2020年代初頭に炎上したイラストレーター・古塔つみ氏の名前が再び登場します。

江口さんはかつて、古塔氏の“無断トレース”騒動を「無邪気にやってるんだと思う」と語りつつ、距離を置いていました。

しかし今回は、その江口氏自身が「撮影写真を下描きに使っている」と過去に語っていたことがブーメランのように指摘され、「結局、同じことしてるのでは?」と批判を集める結果に。

引用元:アセロラCのX
今回の問題は、ただの“肖像の類似”ではありませんでした。

プロのクリエイターが、「誰かの表現をどこまで使っていいのか」という線引きをどう捉えるか。

その意識や姿勢が問われた事件だったのです。

そして、この騒動のなかで特に強く注目されたのが、金井球さんの“ある対応”でした。

次の見出しでは、彼女がなぜここまで注目を集めたのかを深掘りしていきます。

 

金井球が注目された理由と反響

 

引用元:金井球公式X (表情の振り幅が大きいとおもう!)

江口寿史さんのポスター問題をきっかけに、にわかに注目を浴びた金井球(かない・きゅう)さん。

しかし、彼女がここまで話題になったのは「被害にあったから」だけではありません。

もっと言えば、“ただ巻き込まれた”のではなく、その後の対応や言葉選び、発信の仕方が、見る人の心を動かしたのです。

 

  • 「私は私だけのもの」投稿に称賛の声

騒動が表面化した10月3日、金井さんがXに投稿した内容は、ただ怒りやショックをぶつけるものではありませんでした。

「わたしはわたしだけのものであり、人間としてさまざまな権利を有しております。」

この一文に、多くのユーザーが「うまい」「エスプリ効いてる」「この言い方、痺れた」と反応。

まるで詩のようにユーモアと強さを含んだその文章は、彼女の“ただ者ではない感”を一気に印象づけました。

 

実際、ポスターで描かれたのは彼女の横顔。

自分の顔が勝手に街中に貼り出されていたら、普通なら怒りに任せて書き殴ってしまいそうなものです。

でも金井さんはちょっと違った。

淡々と、けれどしっかりと、自分の立場と気持ちを発信した姿勢に、「これが現代的な自己表現のあり方か」と共感する声が広がりました。

 

  • 「強く言えたわけ!?平気!?」で一気に話題に

さらに話題になったのが、事後的に江口寿史氏側と条件付きで合意した際の投稿です。

「強く言えたわけ!?平気!?」

まるで友人にこっそり報告するかのような、独り言のような一言。

引用元:金井球公式X
この言葉に「泣いた」「この子、本当にかっこいい」といった反響が殺到しました。

「強く言える」って、実は簡単そうで難しいですよね。

相手は有名なイラストレーター、企業も絡む案件、それでも自分の権利を主張し、立ち向かったその姿勢に、多くの人が心を打たれたのです。

この投稿をきっかけに「金井球 何者?」という検索が急増し、関連ワードも続々と上昇。

Xでは“金井球”が一時トレンド入りを果たしました。

 

  • “サブカル界の新星”として再評価の波

今回の件をきっかけに、過去の彼女の活動や発信が掘り起こされ、「実はすごい人だったんだ」と気づいた人も多かったようです。

たとえば、

noteのエッセイの言葉選びが秀逸

Youtubeラジオでのトークが面白すぎるチャンネル名:知らねえ単語

グラビアでも表情が唯一無二

と、SNSではファン化する声が続出。

 

「炎上で知ったけど、今はエッセイ読んでる」

「こんな表現者を今まで知らなかったのが悔しい」

そんなリアクションも目立ちました。

いわばこの騒動は、金井球さんの魅力が“偶然”世に広まった転機だったとも言えます。

 

  • “何者でもない”という最大の武器

金井球さん自身は、自分のことを「モデルでもない、何者でもない」と語っています。

でも、それがむしろ今の時代にぴったりなのかもしれません。

どこにも属さず、でもどこにでも馴染める。

肩書きに縛られず、自分の言葉で発信できる。

 

そんな彼女の存在は、フォロワーたちにとって“希望”や“代弁者”のように映っているのです。

この一連のポスター騒動で、ただの“被害者”として注目されただけではない金井球さん。

彼女の言葉の力、そして何より「自分を守るために声を上げた姿勢」が、多くの共感と支持を集めた理由でした。

では最後に、この騒動が私たちに何を残したのか?まとめに入っていきましょう。

引用元:金井球公式X (もはや、なぜこの姿勢で写真に収まろうと考えた!わからん!)

まとめ

江口寿史さんのポスター問題は、著名クリエイターによる無断使用という事実以上に、「表現と尊重」の境界を改めて問いかける出来事となりました。

その中で注目を浴びた金井球さんは、明確な言葉と姿勢で自身を守りつつも、対話の余地を残す振る舞いが印象的でした。

誰もが発信者になれる今の時代、「何者でもない」というスタンスが、むしろ一番強いのかもしれません。

今後の動向にも注目が集まりそうです。