

国会議員の年収は約2200万円とされ、これは他国と比較しても高い水準です。
アメリカの議員の年収は約17万ドル(約2000万円)であり、日本の国会議員が上回っています。
国会議員が持つ権限や責任の重さを反映しているとも言えますが庶民としては高いと思います。
どうしてそんなに高いのか調べてみたら意外なことが分かりました。
手取りは30~40万円!

2024年に落選した議員が国会議員の給料明細をSNSにあげていました。
支出が諸々引かれて手取りは20万後半から40万後半ということです。(結構開きがある数字ですが。)
また高市早苗議員も「大方の議員は手取り30万円代」、
元衆議院議員の宮崎謙介氏は「手取りの金額は58万円だった」といっています。
時代背景や政党により違いますが、だいたい同じくらいの手取り額でしょう。
民間で30~40万円代はまずまずもらっていると思います…。
とはいえ、国会議員になるためには、選挙活動に多額の費用がかかります。
候補者は供託金や宣伝費用、さらには選挙運動に必要な人件費など、約2000万円の資金を準備する必要があります。
高額な選挙費用は、国会議員の給料が高く設定される一因となっています。
高い年収は、候補者が選挙に立候補する際の経済的負担を軽減する役割も果たしています。
(先行投資した分が当選すると帰ってくるイメージですね)
政治には金がかかるとはそういうことなのですね。
国会議員の年収は2000万円超え!

日本の国会議員の報酬は「歳費(さいひ)」といいます。
月額129万4,000円と定められているので、年額は1,552万8,000円になります。
ここに、期末手当として年額635万円が加算されるので、
年収は総額2,187万8000円です。(2023年)


さらに文書通信交通滞在費として毎月100万円が支給されます。
年間で約1200万円の追加収入が得られます。
この手当は、議員が国民とのコミュニケーションを円滑に行うための重要な資金源となっており、
実質的には議員活動を支えるための経費として機能しています。
立法事務費として毎月65万円が支給され、議員の活動を支えるための経費として使用されます。
年間で780万円です。
この費用は、議員が法律を制定するための調査や広報活動に必要な資金を賄うものであり、
議員の職務を遂行する上で欠かせない要素です。
そして見えないお金がJRクーポンと飛行機クーポンです。
要は合わせると年間4167万8000円+αの自由になる給料といわれるものが入って来るわけです。
国会議員の給料は、国民の税金から支払われており、透明性と説明責任が求められています。
給料だけで2000万でスゴいと思っていましたが、その他の手当も含めたら倍近くになるんですね。
スゴい世界だと思いました。
支出も多い現実!
しかし支出も多いと言っていました。

額面の歳費(給料)から以下の物が引かれます。
- 所得税、住民税
- 所属政党への寄付
- 国会事務所の電話料金
- 宿舎代(地方議員の東京宿泊用)
- 国民年金、国民年金保険税
そして手取りが30~40万円になります。
更に、海外に行けばそこの交通費、や地元有識者との勉強会の開催費用などなどです。
特に大きいのが秘書の費用ということも言っていました。
3人までは公費負担され、それ以上は自己負担です。
いやいやそんなにいらんでしょ?と思いました。
でもしっかり地方や国のために働いている議員は
「地方と東京でそれぞれ雇う必要がある」と言っていました。
それはそうかと思いました。
ということでなんだかんだで手残りも少ない気もします。
まとめ
今回、日本の国会議員の給料(歳費)が2000万円で高いと言われていました。
実際は、歳費以外にも支給されるお金があり、4000万以上になることが分かりました。
しかしそれなりに支出もあり手取りは30~40万円になるようです。
仕事に対して多いか少ないかは個人の判断になると思います。
しかし、国民から集めた大事なお金であることには変わりはありません。
議員の方々には大切に使っていただきたいと思います。