インドネシアで給食無償化になる!?日本の給食はどうなる!

 

インドネシア給食
引用元:(読売新聞)作田総輝撮影

先日、インドネシアで1月より学校給食の無償化が始まったというニュースをみました。

「えっ、日本はまだなのに!」と思いました。

石破総理がインドネシア外交後に発表しました。

どういうことでしょうか?詳しく調べてみたら意外なことが分かりました。

インドネシアで給食無償化

引用元:ZYさんのX
1月11日の報道で今月インドネシアで学校給食の無償提供が始まったというニュースがありました。

この日は全国で約60万人分の給食が提供されたということでした。

つまり、現時点では「全児童に無償提供したわけではない!」ということでした。

お兄さん
お兄さん
試験的に全国各地で合計約60万人分ということだね!

継続するにはお金がかかりそうだにゃあ~
ねこ
ねこ

本格導入は2029年で対象者が約8000万人で、予算が最大450兆ルピア(日本円で約4兆4000億円)必要になるといいます。

まあゆくゆくは全児童の学校給食を無償提供するような方向だとは思いますがこの財源の大きさはスゴいですね。

今の130倍以上の食事提供をする必要があるということです。

その支援をするために日本は学校給食の専門家を派遣するなどの支援を約束をしたということでした。

もちろん日本だけでは支援が足りませんのでインドネシアはいろんな国に声をかけているようです。

中国は財政支援をアメリカは牛乳生産拡大の支援をするということを表明しています。

支援をしあいながら各国同士の関係を良好にしていくのですね。

若い世代への投資

石破総理と大統領
引用元:毎日新聞
「無料給食は若い世代への投資だ」と言ったのは学校を視察したアグス・ジャボ社会問題副大臣の言葉です。

日本では当たり前の給食ですが、インドネシアには給食を提供する文化は今までありません。

必要な人は自宅から弁当を持ってきたり、現地で購入する文化です。

なので、この学校で給食を提供するということがいかに革命的であることかが分かります。

給食を提供することで午後からの授業ができます。

また食事を確保することでご飯が食べられていない児童にも食事が確保されます。

もっといえば、食事を取ることで授業への集中度が増し、学習に集中できるというメリットもあると思います。

そうすると能力の高い人は質の高い教育を受けることができて、

経済を回す側になる人も現れるかもしれないということでしょうか?

日本もそうして国力を上げてきた歴史があるので先進国としての役割なのでしょう。

しかし日本国内も困っている状況があります。

日本との差

実は日本は給食の完全無償化はされていません。

実際、わたしが住んでいる地域(九州)ですが給食費は徴収されています。

2024年6月の報道では公立小中学校の児童生徒全員の給食費を無償化している自治体が、

2023年9月時点で、全国の3割にあたる547自治体あったことが、文部科学省の調査で分かりました。

一昨年の話しですがまだ3割だったということです。

2017年に給食無償化の調査をしたときには76自治体しかなかったのですが6年かけても全体の3割だということです。

インドネシアは完全無償化を4年でやろうとしているの?

日本でまだできていないことを?

その支援を日本がしている?

引用元:YOSHIさんのX (内容的には少し問題があるメニューの時もあるようですが…。)
日本の主な問題としては財源の確保の問題が大きいようで、

期間を区切って実施している自治体もあるということでした。

かといって学校給食を所管する文科省に予算があるかと言えば、

全国の公立小中学校を完全無償化するのに約5千億円必要という試算があります。

これは文科省予算全体の約1割に相当するようでそれに予算を捻出は厳しいといいます。

少子化の状況で日本が5千億円必要という現実です。

子供が増えているインドネシアは4兆円ですので規模が違います。

でも日本がノウハウを支援をするということでした。

日本はノウハウを提供するんだにゃあ~
ねこ
ねこ

引用元:イタリアでゆる〜くさんのX (この文言だけ聞いたら今までと同じ財政支援をすると思ってしまいます。)

まとめ

今回、石破総理がインドネシア外交を行いました。

その中でインドネシアの学校給食を無償化にしていくということの支援を、

日本がしていくということが決まりました。

日本が支援するのは財政ではなく、学校給食としてのノウハウでした。

栄養価の高い給食を提供するためのノウハウということです。

日本の完全無償化はまだ道半ばですが、栄養面を考えた給食は提供されています。

インドネシアも先進国の仲間入りを目指し、国力を上げる努力をしているということが分かりました。

同じアジア圏として先進国としてできる支援は応援したいと思いました。