フィギュアスケート選手の吉田陽菜(よしだ はな)さんですが、
2024年フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ、フィンランド大会女子で優勝しました。
活躍の影にはコーチの存在があります。
吉田選手は少し前にコーチを変えました。
ジュニア時代は門奈コーチから指導を受けていましたが、濱田美栄コーチに移籍しました。
今回、劇的に競技成績が伸びているというので、気になって調べてみたら意外なことが分かりました。
濱田美栄コーチの影響は絶大!
2024年2月、濱田美栄コーチは、その卓越した指導力によりISUスケートアワード2024で最優秀コーチ賞を受賞しました。
また吉田陽菜は女子シングル部門で最優秀新人賞を受賞しています。
要は2人3脚で掴んだそれぞれの賞だということです。
移籍後、吉田選手は技術的な向上を実感し、成績も飛躍的に向上しました。
2023年のGPシリーズ中国杯での優勝や、GPファイナルでの3位入賞は、彼女の努力と濱田コーチの指導の賜物です。
転機としては2020年の春、木下アカデミーに在籍し、濱田美栄コーチの指導を受けはじめます。
それまでは、地元名古屋の門奈裕子コーチに師事されていました。
タイミングとしては、ジュニアでからシニアに上がるか!というところです。
濱田コーチは、紀平梨花選手や宮原知子選手など、多くのトップ選手に高難度の技術を指導してきました。
また、木下アカデミーも、最新のトレーニング設備を備えた環境があります。
選手が多様なスキルをそこで集中的に習得できる環境として注目されています。
コーチ変更の理由
(高校生になったばかりの吉田陽菜選手ですが、チアリーダーの衣装がよく似合っています)
吉田陽菜は、シニアに上がるタイミングと同時に、より高い技術を求めて濱田美栄コーチの指導を受けることを決断します。
濱田コーチは数々の名選手を育て上げた実績があり、特に高難度のジャンプを成功させる指導に定評がありました。
過去に指導した選手を一部紹介すると、宮原知子、本田真凜、村元哉中、紀平梨花など世界で戦った名のあるメンバーです。
また門奈コーチは「選手と帯同して海外を転戦する、ということがあまり得意ではない」といった意見もありました。
ジュニア時代は国内での大会がメインでありますが、シニアに移ると海外を転戦する機会も増えていきます。
濱田コーチはシニアで名を残している選手を数多く指導していることもあり、コーチを変更したと考えます。
選手とコーチの信頼関係は、成績向上において非常に重要な要素になります。
選手が安心して自分の意見を述べられる環境が整っていると、より良いパフォーマンスを発揮することができます。
コーチは選手の成長を促すために、選手が自分で考える力を育むことが求められます。
双方向のコミュニケーションが、選手の自信を高め、競技における成功へとつながるのです。
吉田は、濱田コーチの厳しい指導の下で自らの技術を向上させることを望んでおり、
彼女の「もっとできる」という信念は、コーチとの相性の良さを示しています。
この関係性が築けているからこそフィンランド大会の優勝に繋がったのでしょう。
成績の変化と分析
吉田陽菜はコーチを濱田美栄に変更した後、成績が飛躍的に向上しました。
2023年のグランプリファイナルでは3位に入賞し、シニアデビューながらもその実力を証明しました。
データ分析によると、吉田陽菜の自己ベストスコアは208.31点です。(ISUジュニアグランプリシリーズ)
国際スケート連盟非公認記録だとトータル211.46点獲得しています。
これは技術点と演技構成点の両方で高い評価を受けた結果です。
また2024年のフィンランド大会では、彼女は合計199.46点で優勝したり、自己ベストを更新するなど、成績向上の証明となりました。
内容としては冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は転倒しましたが、そこから立て直し、残り6本のジャンプは全て着氷させたのです。
吉田陽菜のパフォーマンスは、トリプルアクセルを含む高難度ジャンプの成功率が向上したことで、全体の完成度が高まる結果となりました。
この成績は、彼女が新たな環境で成長し、競技者としての自信を深めた結果と言えるでしょう。
コーチの指導のもと、彼女は競技の厳しさを乗り越え、さらなる高みを目指しています。
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まとめ
今回、フィギアスケート・吉田陽菜(よしだ はな)の大活躍の影に、コーチの存在の大きさがあった事が分かりました。
また門奈コーチの意外な弱点も垣間見えました。
今年から同志社大学に通い始めた吉田選手ですが、環境の変化があったにもかかわらず、フィンランド大会では優勝するという結果を残しました。
また、今年はじめにはISUスケートアワード2024で吉田陽菜選手が新人賞を受賞しました。
そして濱田美栄コーチは最優秀コーチ賞を受賞しました。
まだ19歳である彼女は「自分はまだチャレンジャーです」という言葉を残しています。
日本のフィギアスケート女子のレベルは高いので少し優勝してもまだライバル達がいるということです。
コーチと2人3脚で、そのライバル達を脅かす存在になっていって欲しいと思いました。