
フジテレビ『酒のツマミになる話』が年内で終了へ
フジテレビの人気トーク番組『酒のツマミになる話』が、今年いっぱいで幕を下ろすことになりました。
フジ「酒のツマミになる話」終了
千鳥・大悟から視聴者にメッセージ
pic.twitter.com/MytmJmeBcL— asd (@mirion949) October 31, 2025
引用元: asdのX
スタート当初は松本人志さんが看板を背負い、その後は千鳥がMCを引き継ぐなど、時代が変わっても独自の空気感でファンを惹きつけてきた番組です。
テレビ離れが進む中にあっても、一定の支持を保ち続けていた数少ない深夜番組の一つでした。
しかし、ある“きっかけ”を境に番組の雰囲気はガラリと変化します。
SNSでは「最近なんか変わったよね?」という声が相次ぎ、視聴者の間にはざわめきが広がっていきました。
そしてついに発表された“終了”の二文字。
建前では「番組改編」とされていますが、その裏にはいくつもの見過ごせない要素が隠れていました。
制作現場で起きていたこと、視聴率だけでは語れない流れ。
そして松本人志さんという大きすぎる存在。
これは単なる終わりじゃない。何かが動いた証拠なのかもしれません。
一体フジテレビの内側で何が起きていたのでしょうか。
そしてそれは、本当に「終わるべくして終わった」のか?
静かに、でも確かにうねる背景に、そっと目を向けていきます。
松本人志の影響で打ち切り?
フジテレビの人気トークバラエティ『酒のツマミになる話』が、2025年12月上旬での終了を正式に発表しました。
このニュースは10月31日、フジテレビの公式サイトを通じて公表されたもの。
多くの視聴者にとっては、まさに“寝耳に水”の展開となりました。
とはいえ、発表文ではあくまで「番組改編に伴う終了」という言い回し。
“打ち切り”という言葉は使われておらず、表向きは通常の番組整理という印象を与えています。
しかし裏側では、それだけでは済まされない複雑な事情が動いていました。
鍵を握るのは、終了発表の数日前に起きた“放送差し替え”騒動です。
特に注目されているのが、「松本人志さんに関連した演出」が関係していたのではないか?という点。
問題の回は、10月24日に放送予定だったハロウィン特別企画。
この日は、人気コスプレイヤー・えなこさんらの出演が告知されていたにもかかわらず、当日になって急きょ過去回の再放送に差し替えられました。

関係者の話では、本来の放送回でMCの大悟さんが「松本人志さんのコスプレを披露する予定だった」とされています。
しかしそれが、フジテレビ社内でコンプライアンス上の問題として引っかかった・・・そんな証言も出ています。
松本さんは現在、2023年末に報じられた週刊文春による性加害疑惑を受けて芸能活動を休止中。
フジテレビとしても、松本氏にまつわる描写や演出には、極端に神経質になっているといわれており、差し替えもその延長線上だったと見られています。
ただし、当該回は結局放送されておらず、演出の中身は明らかにされていません。
視聴者の声も、事前の情報やネット上の憶測レベルにとどまっています。
そんな中で、局の判断に対し、出演者や制作スタッフの間に不信感が噴き出したのは自然な流れだったのかもしれません。
大吾の松本コスプレで放送お蔵になって酒のつまみになる話打ち切りの流れになったって記事
ほんとなら図らずも、ごっつオマージュになってるじゃないの— 缶バッチ (@kambatchxxx) October 29, 2025
引用元:缶バッチのX
酒のつまみになる話終わっちゃうのか・・・MC変わってからも声優さんとかレアな人のディープな話とか聞けておもしろかったのに・・・また好きな番組が無くなった
— おまめ (@makotoura_8) October 29, 2025
引用元:おまめのX
報道では、「千鳥が番組降板を申し出た」ことが、番組終了の最終決定につながったとも言われています。
直接的な引き金は、10月24日の放送差し替え。
その背後にあったのが、松本人志さんにまつわる演出と、それに対する局の過敏な対応だった可能性は高いでしょう。
今回の終了劇は、単なる改編の一環というより、“コンプライアンス過剰”や“忖度体質”といった、現代テレビ業界の課題を浮き彫りにした出来事だったのかもしれません。
表向きは“改編”。
けれど、そこに見え隠れするのは、デリケートでナーバスな事情ばかり。
番組の終わりに潜む“静かな爆発”が、今もじわじわと余波を広げています。
酒のツマミになる話終了の真相
金曜の夜、ちょっとした酒の席で本音がこぼれる。
そんな“ゆるさとリアルさ”が魅力だった『酒のツマミになる話』。
だからこそ、フジテレビ公式サイトで突如発表された“年内終了”の一報には、多くのファンが驚きを隠せませんでした。
そして今、その終了劇の中でひときわ注目されているのが、2025年10月24日の放送差し替え騒動です。
本来この日は、ハロウィン特番としてコスプレイヤー・えなこさんらが出演予定でした。
しかし当日、番組はまさかの過去回再放送に変更。
異例の対応が物議を醸しました。
では、なぜ差し替えられたのか。
鍵を握っているのは、MCの大悟さんによる松本人志さんモチーフのコスプレ演出です。
2023年末、週刊文春が報じた性加害疑惑により、松本さんは活動を休止。
その後、彼にまつわる描写や演出には、テレビ各局が極めて慎重な対応をとってきました。
今回の差し替えも、その一環と見られています。
つまり、“コンプラ重視の姿勢が、演出そのものを止めてしまった”というわけです。
だが、これが内部に与えた影響は大きかった。
突然の対応に、出演者やスタッフとの信頼関係が揺らぎました。
特にMCを務めていた千鳥の大悟さん・ノブさんに不満が募ったとされています。
そして、千鳥が自ら降板を申し出たことが、番組終了の決定打に。
番組は2021年にスタートし、初期は松本人志さんのもとで、毒と洒落が交錯する“本音の場”として定着。
SNSでも名言やエピソードが拡散され、深夜バラエティの中でも異彩を放っていました。
2024年2月には千鳥がMCを引き継ぎ、ノリと勢いで笑わせる“新しい色”が加わりました。
一方で、「松本時代が好き」「千鳥回の方が気軽に見られる」と視聴者の反応が割れる場面も。
そんな中、視聴率は微減傾向。
決して悪くはなかったものの、常に“絶対的な支持”というわけではなかったことも事実です。
さらに制作現場では、「もっと攻めたい」「炎上は避けたい」といった方針のズレがあったとされ、番組全体のトーンが定まらなくなっていたという声も出ています。
こうした火種がくすぶるなかで起きた、10月24日の差し替え。
その瞬間、緊張の糸が切れたように、番組は一気に終焉へと向かっていきました。
フジテレビは「番組改編に伴う終了」としていますが、実際には。
- コンプラ対応の過剰さ
- 番組らしさの喪失
- 現場の信頼関係の崩壊
といった、いくつもの問題が積み上がった末の“自然崩壊”だったようにも見えます。
穏やかに愛されてきた番組が、静かに幕を下ろす。
そこには、テレビの限界と時代の移ろいが、しっかりと映っていました。
フジテレビの“裏事情”と今後の展開
1. 番組終了に至った背景
番組『〈酒のツマミになる話〉』が年内終了と報じられ、視聴者や制作関係者の間で動揺が広がっています。
きっかけのひとつとして注目されているのが、10月24日の特番差し替え。
ハロウィン企画として告知されていたものが、放送直前に“過去回再放送”へ変更されたと報じられています。
差し替えの背景には、MCである〈松本人志〉氏を模したコスプレ演出が、局のコンプライアンス上“リスクあり”と判断された可能性があるという報道があります。
2. フジテレビの現在の状況と「攻めづらさ」
近年、〈フジテレビ〉は“コンプライアンス遵守”を強く意識した運営へとシフトしています。
一方で、番組制作現場では「企画の自由度が減った」「攻めた演出が通りづらくなった」という声も出ており、これが制作側のモチベーションや番組方向性に影響を与えているようです。
また、松本人志氏をめぐるスキャンダルやその後処理が、番組・出演者・局のイメージにも影響しており、番組編成や出演者起用にも慎重さが増しています。
3. 今後の展望と注目ポイント
「酒のツマミになる話」の後継番組について、フジテレビから公式発表はまだありません。
一部報道では、松本人志氏の復帰と連動した新番組企画が検討されているという情報もありますが、あくまで“報道ベース”で正式決定ではありません。
また、地上波放送ではなく、配信プラットフォーム(例えば“HANARE”など)を通じた番組継続の可能性も指摘されています。
4. なぜこの「番組終了」で局の状況が浮き彫りになるのか
本件は、単なる一番組の終了以上に、テレビ局が“時代・社会・スポンサー”の目線にどう対応するかという課題に直面していることの象徴とも言えます。
番組をめぐる差し替え/終了の判断には、「視聴率」だけではなく「イメージリスク」「演出の線引き」「出演者との信頼関係」といった複数のファクターが絡んでいます。
また、視聴者側も「またフジの番組が終わった」「最近、守りすぎじゃない?」という反応を示しており、局・制作・視聴者の間で“攻め vs 安全”のバランスが問われています。
5. 私見:これからのキーになるのは
クリエイティブの自由度:視聴者を惹きつけるためには、ある程度の“ハラハラ”や“予想外”が必要ですが、コンプライアンスとの両立が問われています。
出演者・スタッフとの信頼関係:突然の企画変更や演出中止が、“現場の士気低下”につながる可能性があります。
デジタル・配信との融合:地上波の枠だけでなく、配信プラットフォームを活用した番組展開が今後さらに重要になるでしょう。
スポンサー・広告の意向と視聴者の期待:スポンサーがイメージリスクを警戒する中、視聴者が「見たい!」と思える企画をどう維持するかが試されています。
まとめ
『酒のツマミになる話』の年内終了は、ただひとつの番組が終わるというだけでは語りきれません。
そこには、テレビ局と出演者、そして視聴者との関係性の“地殻変動”が確かに存在していました。
急な放送差し替え、MCの降板申し出、そして局側の過剰なまでのコンプライアンス対応。
こうした一連の出来事が浮かび上がらせたのは、“守るテレビ”から“攻めるテレビ”への揺れ戻しの難しさです。
フジテレビという巨大なメディアの姿勢にも、多くの示唆がありました。
そして何より、私たち視聴者もまた、問われているのかもしれません。
「いま、何を面白いと思うのか」「何に“共感”できるのか」ということを。
時代は変わり、価値観も揺れ続けています。
それでもなお、テレビが持つ「誰かの心に刺さる力」を信じたい。
そんな思いが交錯する中で、『酒のツマミになる話』の終幕は、ひとつの通過点にすぎないのかもしれません。
これから何が生まれ、何が消えていくのか。
次の一手を、見逃せません。





