ダルビッシュ有は本当に引退する?残り3年66億円契約放棄の真相とは!
2026年1月、突如として広まった「ダルビッシュ有 引退報道」。
パドレスと結んでいた残り3年・およそ66億円の契約をめぐり、あらゆる憶測が飛び交い始めました。
本人は報道を真っ向から否定。
球団側の対応もどこか歯切れが悪く、情報は錯綜しています。
いったいその舞台裏では、何が起きているのでしょうか?
日米をまたぎ、圧倒的なキャリアを積み上げてきた男。
その“今”に訪れた変化は、単なる引退の一言では片付けられないかもしれません。
もしかすると、それはある覚悟をともなった決断なのか。
ひっそりと進行しているこの一件の核心に、静かに迫ります。
ダルビッシュ有引退報道の前提整理と現状
2026年1月下旬、ファンの間にざわめきが広がる出来事が起きました。
それは、「ダルビッシュ有が残り66億円の契約を放棄し、メジャーから退くのではないか」という引退報道。
速報 ダルビッシュ有 投手が引退!
40歳になる今季、怪我の手術もあり苦しいシーズンになることが予想されました。
残り3年4300万ドルの契約を放棄する形で引退する模様です。
まさかの突然の引退ニュース!日本が生んだレジェンド投手!お疲れ様でした。MLB通算 110勝 88敗 防御率3.54 1706回… https://t.co/F0Jb6Sd9Vb pic.twitter.com/a7pv1kdTYP
— 【MLB速報】放送地区【大谷速報】 (@MLB_comment) January 24, 2026
引用元:【MLB速報】放送地区【大谷速報】のX
このニュースの発信源は、サンディエゴの地元紙『ユニオン・トリビューン』です。
記者ケビン・エイシー氏が、「ダルビッシュは球団にこれ以上メジャーで投げるつもりはないと伝えた」とし、実質的な引退の意向があると報じました。
一気に広がった憶測と不安。
これに対し、ダルビッシュ本人は即座に反応します。
1月24日から25日にかけて、自身のX(旧Twitter)で
「引退はまだ発表するつもりはない
(I will not be announcing my retirement yet)」
と発信しました。
引退を否定する明確なメッセージ。
自分の引退の報道が出ているので簡単に説明します。
パドレスとは昨年から契約破棄する方向で話をしていますが引退はまだ決めていません。
自分の意向はオフシーズンに入ってから一貫して同じですが現時点ではまだパドレス、選手会、代理人と話が詰められていない状態です。…— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) January 24, 2026
引用元: ダルビッシュ有(Yu Darvish) 公式X
さらに、「契約破棄の方向で球団と話し合っているのは事実。でも、細かいことはまだ決まっていない」とも投稿しています。
現時点では「肘のリハビリに全集中している」とし、現役続行の可能性を完全には否定していません。
実際、ダルビッシュは2025年10月に右肘の内側側副靱帯(UCL)修復手術と屈筋腱の修復を受けています。
これは通称“トミー・ジョン手術”としては3度目にあたるもので、相当なリハビリ期間が必要とされます。
そのため、2026年シーズンの全休は確実です。
復帰の時期は、現段階では見えていません。
それでも彼は、「完全に回復できたなら、ゼロから勝負したい」と明言しています。
引退を選ぶにはまだ早いという意志を、はっきりと示していると言っていいでしょう。
ではなぜ、ここまで“引退報道”として大きく扱われたのでしょうか。
鍵を握っているのが、残された契約の存在です。
ダルビッシュは2023年オフに、パドレスと6年総額1億800万ドル(約157億円)の大型契約を締結しました。
そのうち2026〜2028年分として、約4300万ドル(約66億円)が残っている状況です。
MLBの契約は、たとえ選手が故障しても基本的に保証付きです。
登板できなくても、報酬は支払われるのが通常といわれています。
"ダルビッシュ投手が引退を否定する報道"
という文面はよく見ますが、1番大事なことは
『昨年から契約破棄する方向』という個所だと思う黙っていれば大金だけ受け取ってリハビリできる状況で
「契約打ち切ってお金は頂きません」ということ
本当に尊敬できる誇り高き姿勢です#ダルビッシュ有 https://t.co/6FaJRxXlel— Wadol (@Wadol87) January 26, 2026
引用元:Wadol のX
にもかかわらず、自らその契約を破棄しようとしている。
この判断が、「やはり引退を前提にしているのではないか」という解釈を生んでいるのです。
ただ、ダルビッシュは一貫して「引退を決めたわけではない」と語っています。
そこには、表に出ていない別の理由や背景が存在する可能性も否定できません。
この一件の真意については、次のセクションでさらに掘り下げていきます。
ダルビッシュ有残り66億円契約放棄の真相
「あと3年で66億円もらえるとしたら、自分からそれを手放せるだろうか?」
そんな問いを投げかけたくなるほど、今回のダルビッシュ有の決断は、常識では測れないレベルの出来事です。
彼がパドレスと結んでいたのは、2023年から2028年までの6年総額1億800万ドル(約157億円)という超大型契約。
そのうち2026年から2028年の3年間で、約4300万ドル(日本円で約66億円)が未消化のまま残っています。
しかもメジャーリーグの世界では、選手が故障しても年俸は原則全額保証です。
つまり、登板できなくても、そのまま年俸を受け取れるのが“普通”の構造。
ダルビッシュ有、残り67億円契約破棄し無給リハビリか…右肘手術で今季全休、米メディアの即引退報道を否定(スポーツ報知)-Yahoo!ニュース https://t.co/bZI2atJepK
自身のXで「現時点で引退を発表するつもりはありません」と意向を明らかにした。 pic.twitter.com/nvMqlp7iMU
— のもとけ (@gnomotoke) January 24, 2026
引用元: のもとけのX
そんななかで、ダルビッシュは「契約破棄の方向で話をしている」と自ら明かしました。
これは、前代未聞ともいえる動きではないでしょうか。
なぜ彼は、自ら66億円を放棄する決断に向かっているのでしょうか。
そこには、お金では測れない信念や覚悟が見えてきます。
ひとつは、パドレスの財政事情です。
MLBには「贅沢税(ラグジュアリータックス)」という制度があり、球団の総年俸が一定のラインを超えると、罰金のような形で税が課されます。
パドレスはここ数年、積極的な補強を重ねてきた影響で、この贅沢税の対象となっていました。
もしダルビッシュが契約を破棄すれば、その分の年俸が帳簿から外れます。
結果として、球団の負担は大幅に軽減される。
つまりこれは、戦力として貢献できない今、自分の存在がチームの足かせにならないようにするための配慮でもあるのです。
実は、彼がこうした選択をしたのは今回が初めてではありません。
2024年にも、家庭の事情を理由に一部年俸を辞退していたと報じられています。
その背景にあったのは、常に「チームに迷惑をかけたくない」という思い。
引退を否定した ダルビッシュ有。
・38歳
・2度目のTJ手術
・26年は全休数字だけ見れば「区切り」。
でも本人は
「投げられるなら、また一から」。去年のこの投球が、
まだ終わってないことを全部物語ってる。— ロッテ分析家|かもけん (@kamo__ken) January 26, 2026
引用元:ロッテ分析家|かもけんのX
そしてもうひとつの理由が、復帰の不透明さです。
2025年10月に受けたのは、右肘内側側副靱帯の修復。
いわゆる3度目のトミー・ジョン手術に相当する大手術であり、年齢的にもリスクは高いといえます。
復帰できるかどうかは、正直なところ読めない状態です。
それでも、彼は言いました。
「完全に戻れたら、ゼロから勝負したい」と。
この言葉にこそ、ダルビッシュのすべてが詰まっているように思えます。
お金でも、記録でも、肩書きでもない。
「納得のいく形で現役を終えたい」――その想いが、行動として表れているのです。
「無理なら、その時に引退を決める」。
彼がそう言い切っているように、今はまだ答えを急ぐ段階ではありません。
今回の契約破棄の動きは、ただの経済的判断でも、引退準備でもないでしょう。
むしろそこには、プロとしての誠実さ、責任感、そして深い感謝の気持ちが、静かに宿っています。
ダルビッシュ有引退否定の理由と今後の可能性
「引退か?」というセンセーショナルな見出しが、ネットを一気にざわつかせました。
けれど、本人はそんな憶測をきっぱり否定しています。
報道の翌日、ダルビッシュ有は自身のX(旧Twitter)を更新しました。
そこで発信されたのが、
「引退はまだ発表するつもりはない(I will not be announcing my retirement yet)」
という言葉です。
さらに、「契約破棄の方向で球団と話しているのは事実だが、詳細はまだ決まっていない」と補足しました。
そして何よりも、今の彼の関心はただひとつ。
「肘のリハビリに全集中している」という一点に尽きます。
ではなぜ、ここまで「引退」の声が強まる中で、彼はそれを明確に否定したのでしょうか。
ひとつは、「納得できる形で終えたい」という強い想いです。
2025年10月、ダルビッシュは右肘の内側側副靱帯と屈筋腱の再建という大手術を受けました。
復帰には、並々ならぬ時間と覚悟が必要とされます。
それでも彼は、ただ「やむなく終える」選択を良しとしません。
「自分の意思で終える」ことへのこだわり。
それは、長年メジャーの舞台でトップを張ってきた者だけが持つ矜持なのかもしれません。
もうひとつの理由が、支えてくれる家族やファンの存在です。
家族との時間を大切にしながらも、ダルビッシュは常に「支えられてきた恩を、プレーで返したい」と語ってきました。
どこかで、「もう一度、マウンドに立つ姿を見せたい」と思っているのではないでしょうか。
実際、現在はサンディエゴでリハビリに励む日々が続いています。
球団とも密に連絡を取り合いながら、慎重に状況を見極めている段階です。
ダルビッシュ本人が、引退を正式否定!!!! pic.twitter.com/fU23aYc5T1
— ねーこ (@nape0404) January 24, 2026
引用元: ねーこ のX
パドレスのGM、A.J.プレラー氏も「本人が望むことを全面的にサポートする」と明言しています。
チームもその決断を尊重する構え。
ここからも、彼がどれだけ信頼を得ているかがうかがえます。
そして、この「簡単には引退できない事情」には、MLB選手会(MLBPA)との関係も絡んできます。
MLBでは、契約の保証が労使交渉の大きな柱のひとつです。
そんな中で、現役選手が故障を理由に契約を丸ごと放棄してしまう。
それは将来的に、他の選手の立場にも悪影響を及ぼす可能性があります。
だからこそ、選手会としても「契約破棄=即引退」という流れは避けたいのです。
本人、球団、代理人、そして選手会。
複数の立場が絡み合う、極めて繊細な局面。
とはいえ、最終的な判断を握るのは――。
彼の右肘、そして「気持ち」です。
もし回復が順調に進めば、再びユニフォームに袖を通す未来が見えてくるでしょう。
逆に、思うように投げられないと判断すれば、その時こそが本当の「引退発表」となるはずです。
それでもダルビッシュは、それを「自分の手で決めたい」と願っています。
「ゼロから勝負したい」――。
その言葉を口にする彼は、引退間近のベテランではありません。
まだ戦い続ける気持ちを胸に秘めた、一人の挑戦者に見えます。
静かに、しかし確実に。
ダルビッシュ有の「次の一手」に、注目が集まっています。
まとめ
一見すれば、「引退」という二文字ばかりが際立って見える今回の報道。
けれど、その背後には――本人の揺るぎない意思、球団との深い信頼関係、そしてメジャー特有の制度といった、いくつもの要素が複雑に絡んでいます。
これはただ静かにユニフォームを脱ぐ、そんな単純な話ではありません。
ダルビッシュ有という一人の投手が、自らの手で選び取ろうとしている道なのです。
その行き先は、まだ誰にも分かりません。
けれど、そこには確かに“覚悟”と“美学”が宿っている。