藤波朱理選手はパリオリンピックの女子53キロ級で圧倒的な強さを見せ、金メダルを獲得したのは記憶に新しいことです。
2階級制覇を目指す!ということです。
どういったことなのか調べてみたら色々分かりましたので、紹介したいと思います。
2階級制覇への挑戦へ
藤波朱理選手は、次なる目標としてロスオリンピックでは57キロ級での金メダル獲得を掲げています。
つまり2階級制覇する!ということです。
パリオリンピックで53キロ級で金メダル獲得の成功を経て、彼女は新たな挑戦を求めて階級を上げる決断をしました。
藤波選手の57キロ級での挑戦は、日本人選手として初めての試みとなります。
これまでの日本のレスリング界では、階級を下げて連覇はありますが、階級を上げての連覇を果たした選手は存在しません。
日本人として初めてのことをやろうとしているのです。
この挑戦は、彼女のレスリングキャリアにおける重要な転機となるでしょう。
57キロ級での競争は、より強力な相手との対戦を意味し、彼女の技術と戦略が試される場となります。
階級を変えることで対戦相手の研究を一から行う必要があり、大きな挑戦になるものと思います。
藤波選手が57キロ級に挑戦する理由は、53キロ級での守りのイメージを払拭するためです。
彼女は、過去の成功に安住することなく、新たな挑戦を通じて自己成長を図りたいと考えてことを体現しています。
彼女の競技者としての精神を象徴しており、常に進化、変化し続けることを求める姿勢は今後の試合においても大きな力となるでしょう。
現実問題としては、身長が164cmに対しての減量する体重が重くのしかかっていることも言葉にしていました。
長く競技を続ける為の選択をしたものと考えます。
連勝記録はどうなる?
藤波朱理選手の連勝記録は、現在公式戦137連勝中です。
彼女は2017年、中学2年生の時に始まりました。
そこから公式戦で負け知らずの記録を続け、その強さは多くの人々に感銘を与えています。
彼女の成績は、単なる勝利の数を超え、レスリング界における新たな基準を打ち立てるものとなりました。
藤波選手の137連勝は、吉田沙保里選手の119連勝を上回るもので、彼女の圧倒的な強さを証明しています。
女子レスリング界における新たな伝説を築くものであり、藤波選手が持つ競技への情熱と努力の賜物です。
吉田沙保里選手が「霊長類最強」と言われていましたが、藤波朱理選手はそれを超える「新、霊長類最強女子」ではないかと思います。
この連勝記録については継続するものと考えています。
なぜなら、この記録自体、怪我などで出場していない時期はカウントされていないので、出場した試合をカウントしているものなので有効であると思います。
階級を変え、この記録がどこまで伸ばせるか、また見どころが増えると思います。
今後の目標と展望は?
藤波朱理選手は、次のオリンピックであるロサンゼルス五輪に向けて、さらなる挑戦を誓っています。
彼女は53キロ級で金メダルを獲得した後、57キロ級でも金メダルを目指す意欲を示しており、公式戦での連勝記録を137に更新したこともその自信の表れです。
藤波選手は、次の大会でも圧倒的な強さを発揮し、連覇を達成することを目指しています。
藤波選手は、現在、10月から日本体育大学の女子レスリング部のキャプテンとして、チームを牽引する重要な役割を担っています。
彼女は自身の成功を通じて、仲間たちに刺激を与え、また刺激をもらいながら、チーム全体の士気を高めることに貢献しています。
パリオリンピックの金メダルを持ち帰った際には、地元(三重県)の応援が力になったと語っており、この活躍でレスリングの人口が増えるようにPRしたいとも言っていました。
やはり、地元や家族の応援は力になると思いますし、今後の競技についても考える機会になったのではないかと思います。
まとめ
今回、パリオリンピックで金メダルを獲得した藤波朱理選手が
「階級を53kgから57kgに変更し、そのうえで次のロスオリンピックで2連覇を目指す」と明言したことを聞いて深堀りしてみました。
階級を上げてオリンピック連覇を目指すということは、日本人として初めてのことであり、また一から勝ちを積み重ねるというイバラの道にも思えるような選択をされました。
その選択ができるのは、レスリングに対する絶対的自信とやりきるという精神力の強さからではないかと思います。
パリの決勝で相手に1ポイントも与えなかった実力は本物だと思いますので、階級を変更しても連勝記録を重ね、ロスオリンピックでも最高の笑顔を見せて欲しいと思います。
追加情報
11月24日、東日本の大学日本一を決める東日本大学女子リーグ戦に参加しました。
階級は以前明言していた57kg級とは違う、59kg級とまた重いクラスに出場しましたが、しっかり勝っています。
ここで勝ち星を2つ追加して、公式戦連勝記録を139に伸ばしています。
学生相手とはいえ、階級を上げて出場してもしっかり結果を残すというのは凄いことだと思いました。
まだまだ連勝記録含めて、見守っていきたいと思います。