山本由伸投手のノーノー未遂が、日米の野球ファンの間で大きな話題になっています。

ドジャース対ホワイトソックス戦で見せた投球は、完全試合すら期待させる圧巻の内容でした。

しかし、終盤に起きたベッツの失策、そして9回の被弾によって、歴史的快投は惜しくも記録として残りませんでした。

いったい何が起きたのか、試合の流れを追いながら整理します。



 

山本由伸のノーノー未遂が話題に

2026年6月13日(日本日付14日)、現地シカゴで行われたドジャース対ホワイトソックス戦で、山本由伸投手が圧巻の投球を見せました。

この日の山本由伸投手は、立ち上がりからホワイトソックス打線を寄せつけない内容。

ストライクを先行させるテンポもよく、変化球も低めに集まっていました。

打者からすると、狙い球をしぼりにくい投球だったはずです。

引用元: MLB JapanのX

特にすごかったのは、ただ無安打に抑えていたことだけではありません。

8回2死まで一人の走者も出さない完全試合ペースだったことです。

つまり、ヒットはもちろん、四球や死球、味方のエラーによる出塁すらない状態

まさに「パーフェクト」という言葉がぴったりの投球でした。

山本由伸投手は、この試合で最初の23人を連続で打ち取っていたことになります。

 

そして24人目の打者で、ベッツの失策により初めて走者を出しました。

数字で見ると、どれだけ異次元の投球だったのかが分かりますよね。

さらに注目されたのは、前回登板から続いていた流れです。

 

山本由伸投手は前回登板で22者連続アウトを記録しており、この試合と合わせても非常に長い時間、相手打者を封じ込めていました。

そのため、ただの好投ではなく、歴史的な記録に近づく快投としてファンの期待が一気に高まったのです。

試合はドジャース打線も援護し、山本由伸投手にとって投げやすい展開でした。

それでも、大量リードの中で集中力を切らさず、淡々とアウトを重ねていく姿は圧巻。

 

「今日こそノーヒットノーランか?」

「完全試合まであるのでは?」

そう感じたファンも多かったでしょう。

結果的にノーノー未遂となりましたが、この試合の山本由伸投手の内容は、記録以上に強烈なインパクトを残しました。

だからこそ、試合後も「惜しすぎる」「あと少しだった」と大きな話題になっているのです。



 

ベッツ失策で完全試合が消滅

山本由伸投手の完全試合が消えたのは、8回表2死の場面でした。

打席に入ったのは、ホワイトソックスのチェイス・マイドロス選手。

山本由伸投手はこの場面でも落ち着いて投げ、打ち取ったように見える緩いゴロを打たせます。

 

打球は遊撃手のムーキー・ベッツ選手のもとへ。

普段なら当然アウトになるような、平凡に見えるゴロでした。

しかし、ここでベッツ選手がまさかのファンブル。

 

ボールを捕り損ね、一塁へ送球することができませんでした。

このプレーはエラーと記録され、山本由伸投手の完全試合の可能性はここで消滅しました。

野球の難しさが詰まった場面です。

 

山本由伸投手としては、打者を打ち取っていた内容でした。

打球も強烈なライナーや難しいバウンドではなく、処理できる可能性が高いゴロ。

それだけに、ファンの間で「なぜあの打球が」「山本がかわいそう」といった反応が出たのも自然です。

引用元: 【MLB速報】放送地区【大谷速報】のX

一方で、ベッツ選手を責めきれないという声も多く見られました。

ベッツ選手はメジャーを代表するスター選手であり、守備でも高く評価されてきた名手です。

だからこそ、本人にとっても悔しさは相当大きかったはず。

試合後には、「普通のゴロ。捕り損ねてしまった。言い訳するつもりはない」という趣旨のコメントを残し、責任を認めていました。

 

この言葉からも、ベッツ選手がどれほど重く受け止めていたかが伝わります。

ただ、この場面で印象的だったのは、山本由伸投手の振る舞いです。

完全試合が消えた直後でも、大きく感情を荒らげることはありませんでした。

 

次の打者をしっかり抑え、8回を投げ切っています。

さらに、ベンチではベッツ選手を気づかうような姿も見られました。

普通なら、歴史的快挙を逃した悔しさが前面に出てもおかしくありません。

それでもチームメートを責めず、自分の投球に集中する姿に、山本由伸投手の人柄を感じたファンも多かったのではないでしょうか。

 

完全試合は消えました

それでも、ノーヒットは継続していました。

だからこそ、球場の空気は一度ざわつきながらも、9回へ向けて再び大きな緊張感に包まれていったのです。



 

9回被弾で途切れた快投の真相

完全試合が消えたあとも、山本由伸投手のノーヒットは継続していました。

8回を終えた時点で、ホワイトソックス打線に許した安打はゼロ。

残るは9回のアウト3つです。

引用元: 【MLB速報】放送地区【大谷速報】のX

この状況で迎えた9回、先頭打者として打席に入ったのがトリスタン・ピーターズ選手でした。

山本由伸投手は最後まで力のあるボールを投げていましたが、ここでピーターズ選手にソロホームランを浴びます。

この一発で、ノーヒットノーランと完封の可能性が同時に消滅しました。

ファンにとっては、まさに「あと少し」の瞬間です。

引用元: 小林伊織 スポニチMLB担当 Iori Kobayashi SPORTS NIPPONのX

8回2死まで完全試合。

その後もノーヒットは継続。

そして9回、最後のイニングで被弾。

これほどドラマチックで、同時に悔しさの残る展開はなかなかありません。

ただし、9回被弾だけを見て「崩れた」と表現するのは少し違います。

山本由伸投手は最終的に8回1/3を1安打1失点。

 

さらに7奪三振、無四球という素晴らしい内容で、勝利投手になりました。

チームも7-1で勝利しており、試合全体で見ればドジャースの完勝です。

つまり、記録こそ逃したものの、内容としては文句なしの快投でした。

むしろ、1本のホームランだけでノーヒットノーランが消えてしまうところに、野球の記録の厳しさがあります。

どれだけ完璧に近い投球をしても、最後の最後に1球甘く入れば、歴史的記録は途切れてしまう。

 

山本由伸投手が語った「やっぱり野球は難しい」という言葉が、多くのファンに刺さったのも納得です。

 

この試合は、山本由伸投手の実力を改めて示した一戦でもありました。

完全試合やノーヒットノーランという結果には届きませんでした。

それでも、メジャーの舞台で相手打線をここまで圧倒した事実は変わりません。

 

ベッツ失策と9回被弾という2つの出来事が強く注目されています。

しかし、その背景にあるのは、山本由伸投手が歴史的快挙の目前まで迫った圧倒的な投球内容です

だからこそ、このノーノー未遂は「惜しかった」で終わるだけでなく、今後への期待をさらに高める試合になったと言えるでしょう。



 

まとめ

山本由伸投手のノーノー未遂は、単なる「惜しい試合」ではなく、完全試合目前まで迫った圧倒的な投球があったからこそ大きな注目を集めました。

8回表2死からのベッツの失策で完全試合は消えたものの、山本投手は感情を乱さず、ノーヒットのまま9回へ進む強さを見せています。

最後はピーターズ選手のソロホームランで記録こそ途切れましたが、8回1/3を1安打1失点、無四球という内容は見事でした。

ベッツの悔しさ、山本投手の気遣い、そして「野球は難しい」と感じさせる展開。

この一戦は、記録以上に語りたくなる余韻を残した試合だったのではないでしょうか。

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to-chan
元介護施設職員、現ブロガー、雨を愛する人 自動車好き、読書、光輝くもの好き 座右の銘:朱に交われば赤くなる 好きな四字熟語:一期一会