ワンオクは海外でオワコン扱いなの?失敗論が浮上した5つの理由!
海外進出を果たした、数少ない日本のロックバンドのひとつ。
ONE OK ROCKは、そんな存在として長年にわたり注目を集めてきました。
ところが最近になって、どうやら一部からこんな声が聞こえてきます。
「海外でオワコンなんじゃないか?」
あれだけ“成功の象徴”のように語られてきたバンドに、なぜ今さら“失敗”の二文字が浮かぶのでしょうか。

SNSを覗いてみると、その議論の裏側にはある共通の視点や比較対象が透けて見えます。
とはいえ、それが本当に的を射ているのか。
その見方は正しいのか。
火種は小さくとも、じわじわと熱を帯びはじめたこの話題。
一度、腰を据えて深掘りしてみましょう。
目次
ワンオクが海外でオワコン?
「ONE OK ROCKって、海外ではもうオワコンなの?」。
そんな声が最近になって再びX(旧Twitter)上で話題になっているようです。
もともと以前に投稿された意見が再注目されたことが発端でした。
「日本のロックバンドは海外で成功しにくい。逆にアニソンやゲーム音楽は強い」という趣旨のポストが、引用や拡散で広がったんですね。
その流れの中で、ワンオクの名前が“失敗例”として語られる場面が増えたんです。
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引用元:ONE OK ROCK公式Instagram
でも、「え、ワンオクって失敗してるの?」と首をかしげた人も少なくないはずです。
というのも、ONE OK ROCKは2013年ごろから本格的に海外進出を始め、欧米やアジアを中心に継続的なツアー活動を行ってきた実績があるからです。
「失敗」と言い切れる状況ではないという印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
たとえば、2019年の『Eye of the Storm』、2022年の『Luxury Disease』は英語詞を前面に押し出し、グローバルを意識した内容でした。
MUSEやEd Sheeranといった世界的アーティストと肩を並べてきた経歴も見逃せません。
さらに最近では、2025年から2026年にかけて「DETOX」ツアーを北米・欧州・アジア・オーストラリアで開催しています。
公式の表現を借りれば、これは「過去最大規模」で「爆発的成功」を収めたとされるほどです。
チケット販売サイトや現地ファンのレポートを見ても停滞とは言いにくい状況です。
…にもかかわらず、「オワコン」という言葉が浮かんでくるのは、いったいなぜなのでしょうか?
ひとつには、音楽シーン全体の流れがあります。
世界的に見ると、ロックそのものが以前ほどの主流ではなくなり、ヒップホップ、K-POP、アニソンといったジャンルが目立ってきました。
その中で、日本人ロックバンドという存在が相対的に“地味”に見えてしまう側面は否めません。
また、「海外公演は日本人ファンばかり」「現地の人気は薄い」といった指摘も、かつては確かにあったといわれています。
ただ、これも主に数年前の話です。
最近のツアーでは、現地ファンの割合が明らかに増えてきていることが、公式発表やファンの声からもわかると感じます。
それでも、過去の印象がいまだに一人歩きしているのかもしれませんね。
そしてもうひとつ、音楽性の変化も“好き嫌い”の分かれ目になっているようです。
ポップ寄りになったサウンドや英語詞中心のスタイルに対して、「昔の尖ったロック感がよかったのに」と嘆く声も根強いんですよね。
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引用元:ONE OK ROCK公式Instagram
そうした感情が、やがて「失敗」や「オワコン」といった、少し極端な言葉にすり替わってしまうこともあると言い切っていいでしょう。
つまり、“ワンオクは海外でオワコン”というより、一部のSNSで過去の印象や主観的評価が繰り返し浮上している――それが実態に近いのではないでしょうか。
では実際に、そうした“失敗論”はどんな理由で語られているのでしょうか?
ここから先は、ワンオク失敗論の背景にある5つの視点を一つずつ深掘りしていきます。
ワンオク失敗論の5つの理由
SNSで再燃した「ONE OK ROCKは海外で失敗したのか?」という議論です。
そこでは、いくつかの“理由らしきもの”が繰り返し語られている状況が見られます。
ここでは、その代表的な5つの視点を整理しながら、なぜ「失敗論」が出てくるのかを客観的に掘り下げていきます。
あくまで一部の声としての位置づけであることは、忘れずに見ていきたいところです。
1. ロックの衰退と市場の壁
まず最も多く挙がるのがこの視点です。
「そもそも、今の時代ロックは売れない」という意見ですね。
実際、2020年代以降の音楽チャートを見れば一目瞭然です。
ヒップホップ、R&B、K-POP、アニソンといったジャンルが上位を占め、バンド系ロックは一部のレジェンドを除いて目立ちにくくなっています。
ONE OK ROCK自身も、ロックというジャンルの立ち位置に悩みながら活動していることを過去に語ってきました。
つまり、時代の流れと逆行する市場で挑戦しているという見方が、“失敗”という言葉に結びつきやすいのかもしれません。
ONE OK ROCKが海外で成功してないんやったら、日本の歌手誰も成功してまへん。
— な (@RLbRTCZxnq28231) January 26, 2026
引用元:なのX
2. 過去の「日本人ファンばかり」問題
「海外公演なのに、日本人だらけだったじゃん」という指摘です。
2010年代後半のワンオク海外ライブでは、日本からの遠征ファンが目立っていた時期が確かにありました。
SNSには最前列に並ぶ日本人ファンの様子が投稿され、「海外で人気がないのでは?」という印象が広がったことも事実です。
ただし、これはあくまで当時の話です。
2025年の北米・欧州ツアー「DETOX」では、公式も「現地ファン層の拡大」や「爆発的成功」を公表しています。
実際にアリーナ規模の公演が各地で成功しており、「日本人だらけ」という評価は現在では当てはまらない状況といえるでしょう。
ONE OK ROCKファンの半分以上は海外 #OOR #ワンオク pic.twitter.com/4EcfXuLhbW
— Luci Mille (@LuciMille) January 25, 2026
引用元:Luci MilleのX
3. 国内での求心力が落ちた?
「昔はみんなワンオクの話をしていたのに、最近は聞かない」という声です。
こうした感覚から、国内人気が落ちたのではないかと考える人もいるようですね。
しかし、それだけで人気低下と断定するのは早計かもしれません。
2025年には日産スタジアムやヤンマースタジアム長居といった巨大会場での日本ツアーを実施しています。
動員面だけを見れば、むしろスケールは拡大しているとも言えそうです。
一方で、「テレビに出なくなった」「メディア露出が減った」といった変化が、“見かける機会の減少=求心力低下”というイメージにつながっている可能性もあります。
https://t.co/X7qTTfOB3v
オワコンだったら東京ドーム埋められねえだろ
アホか?頭のネジ捨ててきたんか?— NoName@のなめ (@NoName_dai2) May 16, 2023
引用元: NoName@のなめのX
4. 音楽スタイルの変化
「昔みたいな鋭さがなくなった」という意見も根強く見られます。
近年のワンオクは、英語詞中心でグローバル市場を意識したポップ寄りのサウンドへと進化しています。
Avril Lavigneや5 Seconds of Summerとのコラボなど、世界を強く意識した作品作りが増えてきました。
その一方で、初期の骨太なロックを支持していた層からは「物足りない」という声も上がっています。
こうした感情が、「迷走している」「つまらなくなった」という、やや極端な評価に変換されている面もありそうです。
5. 他ジャンルとの格差比較
最後は、ワンオク単体ではなく他ジャンルとの比較による見え方です。
BTSやBLACKPINKといったK-POP勢は、アメリカのチャートや授賞式で存在感を示しています。
YOASOBIやLiSAなどのアニソン系アーティストも、アニメとの相乗効果で海外人気を獲得しました。
その中で、「ワンオクはチャートに出ないし中途半端に見える」という感覚を持つ人が出てくるのも無理はありません。
K-POPやアニソンが“成功の基準”になっているからこそ生まれる、相対的な評価の差とも言えるでしょう。
ONE OK ROCKって死ぬほど売れてるのにダサくならないの凄いよな。たいていのバンドは薄まってオワコン化するのに
— ryosuke (@shota777_777) February 18, 2025
引用元:ryosuke のX
ここまで見てきた5つの理由です。
たしかに、どれも一理あるように感じられる部分はあります。
ただ、よく見ていくと、過去の印象や主観的な視点に基づいたものが多いのも事実ではないでしょうか。
では本当のところ、ワンオクはいまどうなのか。
次のセクションでは、“失敗論”に対する反論や、彼らが現在進行形で示しているリアルな実績にフォーカスしていきます。
失敗説の真相と今後の展望
ここまで見てきたように、「ONE OK ROCKは海外で失敗したのか?」という議論です。
たしかに一部のSNSでは、そんな声が上がってはいます。
ですが、実際の動きと照らし合わせると本当に失敗と言えるのか、疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
失敗論は一部の声にすぎないのか。
まず前提として、ワンオクの海外活動を“失敗”と断じる意見は、SNSのごく一部に限定されたものです。
しかもその多くは、「最近あまり聞かなくなった」「他のジャンルが目立っている」といった印象ベースの声が中心。
一方で、現実はどうでしょうか。
2025年に展開された「DETOXツアー」は、北米・欧州・日本を舞台に大規模開催されました。
各地でアリーナクラスの公演をソールドアウトさせ、公式に“explosive success(爆発的成功)”と表現される成果を残しています。
春から夏の北米ツアー、秋のヨーロッパ公演、そして夏の日本スタジアムツアー。
どれをとっても、過去最大規模の動員と熱量を記録したと言っていいでしょう。
しかも2026年2月からは、アジア各都市を巡る新たなツアーも控えています。
勢いは、今もなお進行形です。
「失敗」って切り取りはさすがに雑すぎると思う。
ONE OK ROCKの海外進出って
・日本人ロックバンドとしては異例レベルでツアー回って
・海外レーベルとも契約して
・実際に向こうの客前で勝負してる
これだけでも“挑戦としては成功側”なんだよね。ただ、…
— Bé Táo Nemesis ✦ (@betao1602) January 26, 2026
引用元: Bé Táo Nemesis ✦のX
「成功」のかたちはひとつじゃない。
そもそも、アーティストの“成功”とは何で測るのでしょうか。
チャート、再生回数、SNSのバズ。
もちろん、それらもひとつの指標ではあります。
ですが、ワンオクが見据えているのは短期的な数字ではないように感じられます。
Ed Sheeranとの共作、海外レーベルとの契約、英語詞アルバムのリリース。
それらを積み重ねて見えてくるのは、瞬間的な流行ではなく長期的な「世界基準のキャリア」です。
派手な花火ではなく、地に足をつけて世界に根を張る選択。
それこそが、もうひとつの成功のかたちなのではないでしょうか。
では、なぜワンオクは挑戦をやめないのか。
日本での人気が安定しているにもかかわらず、海外に出続ける理由。
それは、もっと大きな景色を見ているからにほかなりません。
文化の壁、言語の壁、ジャンルの壁。
数えきれないハードルがある海外市場で、ワンオクは10年以上真正面から挑み続けてきました。
とくに「DETOX」ツアーは、過去最大規模の挑戦です。
公式には“most ambitious(最も野心的な)プロジェクト”と位置づけられ、その成果は「失敗」という言葉とは正反対。
日本人ロックバンドとして、歴史的快挙と言っても大げさではありません。
そして、これからが本番なのかもしれません。
ONE OK ROCKの海外挑戦は、まだ終わっていないからです。
むしろ今は、第2章が始まろうとしている段階。
2026年のアジアツアーはすでにチケット争奪戦。
現地ファンの熱量も、SNSを通じてはっきりと可視化されています。
だからこそ、「海外は失敗だった」と結論づけるには、まだ早すぎます。
これまで積み重ねてきたすべてが、今後さらに評価されるための土台になっている。
そんな気がしてなりません。
ファンの間でよく聞く言葉があります。
「焦んなよ、まだ伸びしろしかない」。
まさに、いまのONE OK ROCKを象徴するフレーズ。
彼らの挑戦はまだ続いています。
次はどんな景色を見せてくれるのか。
楽しみしかありません。
まとめ
ONE OK ROCKの海外挑戦が「失敗か、それとも成功か」。
この問いには、立つ視点によってまったく異なる答えが返ってきます。
たしかに、過去には厳しい声もありました。
SNSでは冷ややかな意見や、他ジャンルとの比較による“見劣り”が語られることも。
けれど、そんな雑音を横目に、彼らは今なお世界を舞台に走り続けている。
その姿勢は、単なる“成功か否か”といった物差しでは、到底測りきれないものです。
成功って何なんでしょう。
チャート順位? 話題性?
たぶんそれもひとつの答えかもしれないけれど、それだけじゃ足りない。
「挑戦し続ける」という意思そのものが、もうひとつの答えになり得るのではないでしょうか。
数字だけじゃ語れない。
言葉だけじゃ届かない。
それでも、信じた道をぶれずに進む姿に、静かに目を向ける人は増えています。
ONE OK ROCKが歩んできた道のりと、これから描く未来。
その現在地に、確かな注目が集まりつつある――そう感じずにはいられません。