ドラクエ1
引用元:dq1.opatil.com

「ドラクエ1&2リメイクって難しすぎない?」

そんな声が、発売直後からあちこちで聞こえてきています。

HD-2Dという目を見張るほど美しいビジュアルに胸を躍らせてスタートしたはずなのに、いざ始めてみれば想像以上に手強い展開が待っていた・・・そんなプレイヤーが、今まさに続出中です。

なかでも、「これはもう理不尽じゃない?」とまで言われるポイントがいくつか存在し、それにはちょっと見逃せない理由が潜んでいます。

 

今回の記事では、そんな“ただの見た目の進化”だけでは語れない、中身の大きな変化にグッと焦点を当ててみました。

いったい何がプレイヤーを苦しめているのか。

なぜ、あえてそういう調整になったのか。

そして、その先にある評価の“本当の姿”とは。

 

ドラクエ1&2リメイクとは?

ドラクエ1&2
引用元:ドラゴンクエストⅠ&Ⅱ SQUARE ENIX

2025年10月30日、待望の『ドラゴンクエストI&II HD-2Dリメイク』がついに発売されました。

本作は、あのファミコン時代の名作『ドラクエ1』『ドラクエ2』を、現代の感覚でフルリメイクした注目作です。

対応機種はSwitch2、PS5、Xbox Series X|S、PCと、ほぼ全方位展開。

どのプレイヤー層にも手が届く形となっています。

グラフィックには、もはやおなじみとなった「HD-2D」を採用

ドット絵の温もりと3Dの奥行きが見事に融合した映像美は、思わず息をのむレベル。

お兄さん
お兄さん
ファミコン時代はブラウン管テレビでやっていたので、平面的だったよね!

子供時代はそれよりストーリーが気になってゲームをしてたね~
ペンタ
ペンタ

往年のファンはもちろん、新規プレイヤーからも「これは美しすぎる」という声が相次いでいます。

レビューサイト「Metacritic」では84点という高スコアを記録

特に評価が分かれた『ドラクエ3リメイク』と比べると、今作は「これぞ理想のリメイク」という呼び声も。

完成度の高さが際立っています。

 

そして何より、中身が“ただの懐古リメイク”じゃない。

原作を知っていても驚くほどの進化を遂げているのが、この作品のすごさです。

たとえば・・・

・DQ1では、たいまつが不要になり、洞窟内の視界がぐんと見やすく

・戦闘は、1対1から1対複数のバトル形式へ変化。戦略と緊張感がアップ

 

・DQ2では、なんとサマルトリアの王女が新たに仲間に

・「巻物」や「紋章」といった新要素により、スキル習得や戦術の幅が一気に広がる

さらに、ロト三部作をつなぐ新シナリオやイベントも追加。

 

通して遊ぶことで、物語が一本の壮大なストーリーとして立ち上がる構成になっています。

特にSNSで話題を呼んでいるのが、「DQ11→3→1→2」の順でプレイするという提案。

この順番で遊ぶと、「感動が1000倍になる」という声が多く、シリーズを初めて触る人にも最適な導線として注目されています。

 

が、そんな豪華リメイクにも思わぬ落とし穴が。

SNSやレビューでは、

「思ったより難しい!」

「昔よりムズくなってない?」

という声が、日に日に増えているのです。

引用元:はちま起稿 のX
とくに注目されているのが、「これもう理不尽では?」というほどの高難度。

ではなぜ、そんな声が噴き出しているのか?

次のパートでは、その“難しすぎる”と感じる理由、そしてどう向き合えばいいのか・・・攻略のヒントとあわせて、じっくり深掘りしていきます。

 

難しすぎる理由と対策!

「ちょっと待って、敵強すぎない…?」

『ドラクエ1&2リメイク』を始めた人の多くが、真っ先にぶつかるのがこの“異様な難しさ”です。

グラフィックは超美麗、BGMも神がかり的。

追加要素だって豪華で、「これは期待できそう!」と意気込んだのも束の間。

いざプレイしてみると、なぜかゲームの難易度だけが妙に高い

 

SNSをのぞけば「これ、もはや死にゲーでは?」なんて嘆きの声も。

とくに難しさが際立つのが、DQ1の序盤です。

「スライム3体に囲まれて瞬殺された」

「洞窟に入ったらあっさり即死」

Xや知恵袋では、そんな投稿が後を絶たず、「これ、子どもにクリアできるの?」なんて声まで出ています。

引用元:夏野 星空の日常のX
では、なぜここまで“難しい”と感じるのでしょうか?

理由の一つは、戦闘システムの進化です。

オリジナルのDQ1では、基本的に1対1のバトルがメイン。

ですがリメイク版では、複数の敵に囲まれる1対多のバトルに変化しています。

孤独な旅路に、容赦ない集団戦!

ちょっと立ち回りをミスれば、あっという間に全滅という状況も少なくありません。

難易度の“跳ね上がり方”が容赦ないのです。

 

さらに厄介なのが、新要素の把握が難しいこと

「巻物」や「紋章」は、戦闘を有利に進めるための重要アイテム。

しかし説明がざっくりしていて、どれを誰にどう使えばいいのかがわかりづらい。

結果として、せっかくのアイテムを活かしきれずに苦戦…というケースが多発しています。

 

そしてDQ2では、仲間が増えて戦術の幅が広がる一方で、判断力と理解力が一気に問われる構成に。

新キャラ・サマルトリア王女の加入でパーティ構成が変わるうえに、ボス戦では「え?そんな攻撃アリ?」と驚くギミックも登場。

うかつに挑むと、冗談抜きで全滅します

 

じゃあどうやって、この高難易度を乗り越えればいいのか?

ここからは、実際に役立つ3つの対策を紹介します。

🔑 難しさを乗り越える3つのコツ

1. 「みかわしきゃく」を活用せよ!

序盤から習得可能な回避スキル「みかわしきゃく」は、敵の攻撃を避ける確率を上げてくれます。

これがあるだけで、全滅リスクをグッと減らせると言っていいでしょう。

 

2. 巻物・紋章の効果は“ちゃんと読む”

どのアイテムがどんな効果を持つのか。

メニューから詳細をチェックする習慣をつけてください。

キャラに合った強化を意識するだけで、戦況は劇的に変わります。

読み飛ばすと、確実に詰みます。

 

3. 無理に戦うな、逃げも戦略のうち

今作では一部のダンジョンに、シンボルエンカウント型の敵も登場します。

相手が強そうなら避ける、HPが減ったら迷わず逃げる。

「倒す」ではなく「生き延びる」視点が大事です。

 

こうして見ていくと、「難しすぎる」という感想の裏には、ちゃんと手応えのある“攻略の余地”があることもわかります。

昔のドラクエは、ただレベル上げて殴ればなんとかなったではないでしょうか。

でも今作は違う。

状況を読んで動ける人こそが進める構造に、確実に進化しています。

 

理不尽?いや、ちょっとスパルタなだけかも?

そう思えてきた人へ

次章では、「理不尽」という評価の背景にある意外な理由と、実際のプレイヤーの生の声を深掘りしていきます。

 

理不尽な点と評価の真相

「難しいのは分かる。でも、これはもう理不尽でしょ……」

『ドラクエ1&2リメイク』を遊んだプレイヤーの中には、そう感じた人も少なくありません。

リメイクとしての完成度は申し分なし。

ですがその一方で、ゲームバランスや一部仕様へのストレスを訴える声が、じわじわと広がっているのも事実です。

 

まず最初に挙げられるのが、急激なレベル設計の変化

特にDQ1では、

「次の町までがやたら遠い」

「突然、敵の強さが跳ね上がる」

といった声が多く、序盤から詰まる人が続出しています。

「あと数歩で宿屋だったのに…!」

そんなギリギリで全滅する悔しさを繰り返せば、理不尽さを感じるのも無理はありません。

 

さらに、敵の出現頻度の高さもテンポを悪化させる一因に。

洞窟や特定のエリアでは、

「ちょっと進んだだけで3連戦」

「MPが尽きて引き返すしかない」

そんな状況が当たり前のように起きてしまいます。

結果、消耗戦の末に全滅というパターンも珍しくありません。

 

そして極めつけが、容赦のないボス戦。

特にDQ2の中盤以降に登場する一部のボスは、初見殺し要素が満載です。

「全体攻撃2連発? 聞いてないよ!」

「まだスキルも揃ってない段階でこれはキツい」

といった悲鳴が、XをはじめとするSNSで飛び交っています。

 

では、これらは本当に“理不尽”なのでしょうか?

実はこのリメイク、原作の雰囲気を踏襲しながらも、あえて挑戦的な難易度設計を採用しています。

つまり、サクサク進めるお手軽RPGではなく、「何度も失敗して試行錯誤するRPG」として構築されているというわけです。

 

この方向性こそが、プレイヤーごとの評価を大きく分けているポイント。

実際、SNS上ではこんな声も見られます。

「難しいけど、そのぶんクリアしたときの達成感がエグい」

「昔のドラクエよりストーリーが深くて泣いた」

「戦闘バランスは微妙だけど、ローラ姫が仲間になる展開は熱すぎ」

「DQ3リメイクより断然こっちのほうが好き。でももうちょい優しさほしかった~!」

 

また、この作品が高評価を得ている理由には、“原作への敬意”と“新しさへの挑戦”の絶妙なバランスもあります。

HD-2Dの圧倒的ビジュアル、新キャラクターの追加、新ダンジョン、そしてロト三部作をつなぐ新シナリオ。

これらの要素が、懐かしさを呼び起こしつつ、新しい感動を生み出しているのです。

 

ただしそのぶん、「昔のままで良かったのに」という、変化を受け入れにくい層からの反発も見られます。

“受け入れられるかどうか”が、理不尽に感じるかどうかの分かれ道になっているのかもしれません。

 

ペンタ
ペンタ
レベルさえ上げればなんとかなるのは昔のこと!

どう攻略するかを考えさせるゲームに進化しているんだね!
お兄さん
お兄さん

つまり・・・。

この作品は、「やさしいRPG」ではありません。

でも、「考えさせるRPG」にはなっています。

万人にやさしいとは言えませんが、

何度も壁にぶつかって、それでも試行錯誤しながら前に進むのが好きな人には、強く記憶に残る一本になるはずです。

 

まとめ

『ドラクエ1&2リメイク』は、その美しいビジュアルに魅せられながらも、決して一筋縄ではいかない“歯ごたえ”を秘めた作品でした。

懐かしさに手を伸ばした人も、まっさらな気持ちで新たな物語に飛び込んだ人も。

それぞれの想いと期待を抱えながら、気づけば真剣に挑み、苦戦し、そして熱中している――そんな姿が、このゲームの至るところで見えてきます。

 

ゲームとしての完成度は、間違いなく高い。

ただ、それをどう受け取るかは、プレイヤーひとりひとりの体験次第でしょう。

 

その狭間に浮かび上がるのは、単なる“難易度”の話ではありません。

そこにあるのは、ずっと語り継がれてきた“ロトの伝説”という大きな物語

そして、それをどう感じ、どう歩むかという、個々の冒険そのものかもしれません。