ホンダと日産が経営統合する!というニュースが流れて来ました。
今年のはじめにもあった話だと思います。その時はEV部門だけでした。
経営統合は、無かったことになりましたが、またこの話題が出てきました。
これはもう確定かと思いました。
今後の日本の自動車産業が変わると思い、確認してみました。
ホンダと日産が経営統合する?
ホンダと日産が経営統合するというニュースが一面を駆け巡りました。
「えっ!どういうこと?」と思いました。
経営統合するということです。
何かは分かりませんが、ホンダの株価は急降下し日産の株価は急上昇しました。
株をしている方はヒヤヒヤだったと思います。
経営統合って何なのでしょうか?
経済音痴のわたしにとっては統合と経営統合との区別がつきません。
今回の話は経営統合です。
よく調べたら分かりました。
まず、①ホンダと日産の経営者が集まって会社を作ります。
②ホンダを①の子会社とします。
③日産を①の子会社とします。
①が親会社で名前を新しくつけて、②と③の子会社を傘下に納める感じです。
これで経営統合になります。日産は三菱も傘下にあるのでそのへんもついてきます。
なのでそれぞれのメーカーの名前は残ると思いますが、新規に開発したものは別の名前がつくかも知れません。
統合すると販売台数は800万台を超えて世界シェア3位になります。(ちなみに1位はTOYOTA)
日本の企業が世界に1位と3位だなんて素晴らしいです。
なぜ、そういったことになったのでしょうか?
技術を合わせる
日本の自動車産業はそれぞれの技術を競い合って世界と戦ってきた歴史があります。
しかしそれはガソリン車の時代です。
これからの自動車の流れは電気自動車になります。
電気自動車を作る新興メーカーが世界で幅を利かせつつあり、
テスラやBYDに対抗するためには、技術面での統合が必要になってくるということです。
自動車を開発するのには多額の費用がかかります。
両社は研究開発投資を効率化し、製品ラインナップを拡充することで、競争力を強化する狙いがあります。
今、EV市場における競争が激化する中で、共同開発によるコスト削減と技術の相互補完が求められています。
両社の技術を持ち寄ることで、EVや自動運転技術における競争力を高め、
グローバル市場での競争において優位に立つことが可能になります。
ホンダのセンシングや日産の運転アシスト技術といったところでしょう。
とにかく、開発期間を短くすることで世界と戦える自動車会社を目指すということです。
電気自動車はガソリン自動車より使用する部品が少なく、モーターなので細かい調整も少ないと聞いたことがあります。
三菱も入る強み
この経営統合に表立って出てきていない自動車会社が三菱自動車です。
しかし三菱自動車はその前に日産の傘下に入っていますので、今回は取り上げられなかったのでしょう。
要はこの2社が経営統合することで実質3社が統合されるということです。
三菱自動車はパジェロやデリカなどRV車の強みがあります。
ホンダも最近RV車に力を入れていますので、ここに技術の日産が合わされば更に良い車ができると思います。
またお客さんにもメリットがあります。
両社が持つ技術やリソースを共有することで、より高性能な車両が提供されることが期待されます。
特に、EVや自動運転技術の進化により、消費者は多様な選択肢を手に入れることができ、
より快適で安全な移動手段を享受できるでしょう。
要は開発費が車体価格に反映していますが、開発費が下がることで当然車体価格は下がります。
すなわち技術力はあがり、価格は下がるということです。(素晴らしい!)
デメリットも少しあります。
自動車メーカーが減ることで車種が減っていくのではないかということです。
しかし運転を楽しむ時代から、移動の手段として変化をしていくことが考えられるので、
安全で快適な乗り物になっていくと思います。
運転しなくても目的地まで行く道具として進化するのかも知れませんね。
まとめ
今回、ホンダと日産が経営統合をするというニュースが流れました。
ホンダの株価は急落し、日産の株価は急上昇したようです。
これで儲かった人、損をした人、それぞれいると思います。
もし統合すれば、世界で3番目の販売台数を誇る企業が誕生します。
世界に日本の自動車メーカーの技術力を再度アピールできると思います。
世界と戦えるメーカーの活躍が見られることを期待しましょう。