9月27日自民党総裁選があり決選投票の末、石破総理大臣が誕生しました。
立候補者が9人と多かった総裁選でしたが、小泉進次郎氏は国会議員票では首位を獲得したものの、党員票での支持が低迷し、最終的に3位に終わり、決選投票に進むことができませんでした。
小泉進次郎氏が総裁選を振り返り「私の中に足りないものがあった」という発言をしていたのが気になったので調べてみました。
「足りないもの」という失速の原因は?
小泉進次郎氏の発言は、時に不安を煽る内容であり、特に解雇規制の見直しに関する発言は、労働者の権利を重視する保守層からの支持を失う要因となりました。
これにより、彼の支持基盤が揺らぎ、選挙戦の展開に大きな影響を与えました。
神奈川県内では、彼が得票数トップであったにもかかわらず、地方票が伸びず全体の支持率は低下しました。
つまり地方票の獲得が想定外に伸び悩んだ結果が彼の敗因となりました。
彼は一時期有力候補と見なされていたことからの大きな失速でした。
選挙戦の初期段階では、彼の支持率は高く、次期総理候補としての期待が寄せられていましたが、最終的にはその期待を裏切る結果となりました。
小泉氏は議員票では75票を集めたものの、党員票では石破茂元幹事長や高市早苗経済安全保障担当相に大差をつけられました。
初期段階ではメディアから大きな注目を集めていましたが、小泉氏は他の候補者との討論会で失速し、政策について明確な回答ができない場面が多く見られました。
これにより、彼の支持基盤である若手議員からも「政策の打ち出し方を誤った」との声が上がり、選挙戦中盤の討論や演説で期待に応えられず、支持が減少しました。
また、高齢層の党員からは経験不足と見なされることが多かったことも敗因になりました。
得票数を分析すると
1回目の投票で、181票を獲得してトップとなった高市早苗氏と154票で2位となった石破茂氏との決選投票に進みました。
当初、最有力とされていた小泉進次郎氏は136票で3位となり決選投票に進むことができませんでした。
この結果は、彼が一時期有力候補と見なされていたことからの大きな失速を意味します。
地元神奈川の党員票において、小泉氏は1万5082票を獲得したのに対し、高市氏は1万1272票、石破氏は7890票でした。
しかしそれ以外の地域に関しては票を伸ばすことができませんでした。
この結果は、地方票の獲得が彼にとっての課題であることを浮き彫りにしています。
地方の党員からの支持を得ることができなかったことが、彼の選挙戦の結果に直結しました。
選挙戦の初期段階では、彼の支持率は高く、次期総理候補としての期待が寄せられていましたが、最終的にはその期待を裏切る結果となりました。
今後の展望は?
小泉進次郎氏は、次回の自民党総裁選に再挑戦する意向を示唆しています。
彼は、今回の選挙結果を受けて、まずは支えてくれた仲間たちへの感謝の気持ちを表明し、次の機会に向けて全力を尽くす意向を強調しました。
その気持ちが「私の中に足りないものがあった」という発言に繋がったと思います。
新総裁の下での団結が重要であり、彼自身もその一員として貢献する姿勢を見せています。
これにより、彼の再挑戦の可能性は高まると考えられます。
新総裁の下での小泉氏の役割は、党内での重要な貢献が期待されています。
彼は、党の団結を促進し、政策の実行に向けた具体的な行動を取る意向を示しています。
小泉氏は、これまでの経験を活かし、党のビジョンを実現するための戦略を練ることが求められています。
彼のリーダーシップが、党内の結束を強化し、次の選挙に向けた準備を進める上で重要な役割を果たすでしょう。
まとめ
小泉進次郎氏が総裁選を振り返り「私には足りないものがあった」という発言を受けて調べてわかったことは、
1.地元以外の地方票の獲得量が少ない
2.政策の打ち出し方、伝え方が悪かった
3.経験不足が露呈していた
この3点ではないかと思いました。世界のリーダー達が若返りを図っている情勢で、日本の政治も若返りが必要であると思います。
小泉進次郎氏は父親が小泉純一郎元総理大臣の次男ということで、政界のサラブレッドとして政治の世界に入ってきました。
大臣経験はありますが、他の議員よりも経験が足りないと言う判断をされてしまいました。
しかしこの経験を糧に将来、父親が座った席につけるよう努力されると思います。
政治が国民に寄り添ったものになるように石破総理大臣には期待したいと思います。