福岡の観光地と言えばいろいろあると思いますが、太宰府天満宮の名前が上がってくるでしょう。
その太宰府天満宮ですが今、大変な姿になっています。実は2023年5月からなんと124年ぶり「令和の大改修工事」が行われています。
どう変貌しているか気になったので調べてみました。
3年限定の太宰府天満宮、124年ぶりの大改修
学問の神様で有名で全国から参拝に訪れる太宰府天満宮ですが、先日お参りにいくと景色が変わってビックリ!でした。
何?と思って調べて見たら、令和5年5月から3年かけて大改修工事中とのこと。見慣れた景色と違い残念な気持ちにもなりましたが、実はラッキーであることがわかりました。
赤い橋を3つ渡るとこの風景が目の前に広がるはずでしたが、今回見た景色は全く違ったものでした。
見比べると分かる通り全く違っていました。最初は???でした。ドッキリかとも思いましたが、飛梅の木が無いことや、本殿までが近い!と思ったこともあり、確認すると仮殿だったということが分かりました。
毎月17,25日には限定の梅ヶ枝餅を販売中
太宰府天満宮と言えば食べ歩きも有名だと思います。駐車場から参道を通って来る間にかなりの数のお土産や食事処があります。組み木をイメージした太宰府限定のスタバもあります。
その太宰府天満宮の食べ歩きの定番と言えるものが太宰府名物の梅ヶ枝餅(うめがえもち)ですが、通常は白い色のものが販売されています。しかし毎月17日には紫色、25日には緑色の餅が限定で販売されています。もちろん白い餅も選べます。
この2つの由来ですが、17日は2015年に九州国立博物館の開館10周年記念の企画で実行されているようです。古代米が原料のようで紫色になります。
あと25日は2008年から道真公の月命日にあたるこの日に出すようになったそうです。こちらよもぎを使って緑色をつけているようです。どちらも日にち限定なのでかなりレアだと思います。
仮殿のデザインは誰?評判は?
仮殿のデザインですが、建築家の藤本壮介氏が代表の藤本壮介建築設計事務所がされたようです。コンセプトは太宰府天満宮周囲に広がる豊かな自然が御本殿に飛翔し屋根に森が現れるということでデザインをされたようです。
これは飛梅伝説をなぞらえたコンセプトのようですね。また「伝統的でありながら、同時に現代的で未来に続く仮殿とは何か、この場所にふさわしいものは何かを、約1年かけて模型で検証してきた」とも語ったようです。たかが3年されど3年ですね。いや深いです。
仮殿に設えた御帳・几帳は世界的ファッションブランドMame Kurogouchiに制作していただきました。境内の梅や樟の枝、紫根から抽出した染料を用いた古代染色を施しています。文化・芸術の神様として慕われる天神さまのお住まいに相応しい装飾となっています。#太宰府天満宮 #仮殿 #みとばり #きちょう pic.twitter.com/y7oVGMRsWA
— 太宰府天満宮【公式】 (@dazaifutenmangu) May 22, 2023
仮殿の緑は四季折々に変化があっていつの時期に行っても楽しめるのではないかと思います。
少し前にはライトアップもされていたようです。
花菖蒲が見ごろを迎えた菖蒲池では6月9日まで、夜間のライトアップを行っております。(19時30分~21時)
この期間は特別に、平日は20時、金土日は20時30分まで開門時間を延長しておりますので、夜間参拝の折に光に照らされる美しい花菖蒲をぜひご覧ください。#太宰府天満宮 #花菖蒲 #ライトアップ pic.twitter.com/6Mk9VGQhb1— 太宰府天満宮【公式】 (@dazaifutenmangu) June 3, 2024
いつもの本殿と違ってまたカッコいい感じがしますね。今年のライトアップは終わってしまいました。
でも七夕まつりがあるようです。
9月初旬まで楼門前参道にて夏の風物詩「風鈴」を設えています。
期間中は19時から21時までライトアップを行いますので、ご参拝の際は涼やかな風鈴の音をぜひお楽しみください。なお閉門時間は、7月・8月は19時半、9月は19時です。#太宰府天満宮 #夏の設え #風鈴 #dazaifutenmangu pic.twitter.com/vLFTrBWbI3— 太宰府天満宮【公式】 (@dazaifutenmangu) July 16, 2023
これは去年様子ですが、今年も同様に開催されるようです。お近くの方で時間があれば行って見て下さい。
まとめ
今回、太宰府天満宮が3年限定の仮殿になっているということをお伝えしました。昨年から1年経過していますが、あと2年ほどは仮殿のままの姿です。124年ぶりの大改修工事ということで工事関係の方々は大変だろうと思います。
しかしこの姿は3年間限定の姿です。しかも仮殿の屋根は緑がいっぱいでした。時期が変わればまた別の表情を見せてくれると思います。太宰府天満宮の「今」を見ていただきたいと思います。